【作り方説明書】

Vネックドロップショルダーの型紙

■詳細対応サイズ
・58cmソフビ M,L,LL
(スマド未確認)
■難易度
イージー/【ノーマル】/ハード/ハード↑/エクストラ
■サンプル使用生地の厚み
0.67mm
■用意するもの
・ニット等のストレッチ性のある布
・ニット用の糸
・ニット用の針
・縫製用面ファスナー
■手縫い可否
OK
伸び縮みしにくい布を使用すると、襟と袖口が縫えなくなる事があります。
■布に書き写すパーツリスト
①②後身頃 2枚→左右反転して各1枚ずつ
③前身頃 1枚→そのまま1枚
④⑤袖 2枚→左右反転して各1枚ずつ
⑥襟 1枚→そのまま1枚
⑦裾 1枚→  〃
⑧⑨袖口 2枚→そのまま2枚

合計:9枚 のパーツで構成
■型紙はこちら
https://dollyscale.booth.pm/items/1429102

■作り方説明書 PDF版
https://dollyscalephoto.hanamizake.com/PDF/No.FG016Instructions.pdf

■関連記事
https://dollyscale.blog.shinobi.jp/finishedgoods/20170303

■必要な布量参考数値

01. 型紙を貼り合わせる。※一例を挙げて説明しています。
① 型紙に割り振られている番号を確認する。
 番号は型紙の左上に記載。
 ※①~⑤の右図は全型紙共通で 使用しています。
 型紙の種類によって貼り合わせる 枚数、数字は違います。
 枚数、貼り合わせ数字については 各型紙をご覧ください。
② <1>の型紙に記載されている通りに 型紙を並べる。
 「青色の数字の型紙貼り合わせる」 という箇所に記載。
③ 点線に沿って、型紙が繋がる方だけカットする。
④ <5>の上部のガイドに③の下部を 合わせて、表裏両方をテープで留める。


02.型紙を切り取る。
02~07の右図は全型紙共通で使用しています。

03.布を裏にして型紙を置く。
まち針で留めず、ペーパーウェイト等で型紙が動かない様にする。

04.型紙の外側をなぞって布に写す。写したら型紙は一旦避ける。
※オススメのチャコペン
・カリスマシャープペンシル
・クロバー 水性チャコペン


05.04 で写した線に沿って布を切る。
 

06.切り取った布に型紙をのせてまち針でとめる。
型紙と布がずれない様にするだけなので、細かくとめる必要はない。

07.“切りじつけ”をする。(①~⑧)
① しつけ糸を針に通し、糸が2本になる様にする。
 玉止めはしない。
② 紙の上から出来上がり線に針を刺していく。
 A. 型紙から刺す
 B. 布を刺す
 C. 0.3cm 程度すくうように縫う
 D. 型紙を刺す
 E. 糸をたるませつつ1.5cm 程度空けて再度型紙を刺す
A~E を繰り返す。 上側はたるませて、下側の糸はたるませない。
全ての線を写す必要はないので、細かく針を刺さな くても良い。

③ 角や合印は下側(布側)から見て+に見える ように針を刺す。
④ 側のたるませた糸を切る。
⑤ まち針を抜く。
糸を抜かない様に型紙だけを抜き取る。
⑦ 長い糸は3mm 程度に切る。
 糸を抜き取らない様に注意。
⑧ しつけ糸が抜けない様に、アイロンか指で糸を 寝かせる。

08.ミシンの針と糸をニット用に替える。


09.袖口×2を中心で折る。


10.袖×2に09 で折った袖口を合わせる。
袖口の方が短いので、延ばしながら待ち針で止める。
①~⑤の順番に待ち針で止めると、袖と袖口が均等になる。
待ち針では縫いずれる場合は、仮縫いをする。



11.10 で止めたところを縫う。
 家庭用ミシンの縫い目を左図にする。
反対側も同じように縫う。

12.11 で縫った所をロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
 家庭用ミシンの縫い目を左図にする。
布端から針が落ちない様に、少し内側を縫う。
袖、袖口を一緒に縫う。
反対側も同じように縫う。


13.11 で縫ったところのしつけ糸を抜く。
しつけ糸が取り辛い時は、糸抜きや毛抜き等で抜く。
以降、縫ったら余分なしつけ糸はその都度抜いていく。

14.前身頃と後身頃を、表が内側になるように重ねて縫う。
反対側も同じように縫う。


15.14 で縫った所をロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
反対側も同じように縫う。

16.表が内側になる様に、袖と袖ぐりを合わせて縫う。
袖ぐり:袖を付ける為の身頃側のカーブ
ミシンで縫い辛い場合は先に仮縫いをするか、手縫いでもOK。
肩の縫い代は後身頃側に倒す。 反対側も同じように縫う。

17.16 で縫った所をロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
袖と身頃を一緒に縫う。
反対側も同じように縫う。

18.裾から袖口までを縫う。
反対側も同じように縫う。


19.17 で縫った所をロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
前、後を一緒に縫う。

20.裾を中心で折る。


21.身頃に22 で折った裾を合わせて止める。


22.21で止めたところを縫う。


23.22で縫った所をロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
裾、身頃一緒に縫う。

24.裾を折り返す。


25.裾の縫い代を身頃側に倒して、アイロンをかける。


26.裾の縫い代を後身頃に縫い付ける。


27.後身頃の縫い代をロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
反対側も同じように縫う。


28.表が内側になる様に、前身頃中心で折る。


29.表が内側になる様に、後身頃の裾から開き止まりまでを縫う。


30.表に返して、29で縫った縫い代を左側に倒す。


31.縫い代を縫い付ける。


32.後身頃の左側縫い代を折って、開き止まりまで縫う。
縁から0.7cmくらい縫う。
右側の縫い代を巻き込まない様に注意。

33.襟を表が内側になるように、中心で折る。


34.両端を縫う。


35.34をひっくり返して、太い針の“糸を通す方” で角を優しく押し出す。
布団等の太い針を使う。
ない場合は竹串やつまようじの“尖っていない方” などでも代用出来る。
あくまでも優しく内側から押して角を出す。
強く押したり、尖ったもので押したりすると 貫通し 布が傷む可能性も。
反対側も同じように整える。

36.前身頃の襟の中心に、0.3cm くらいの切り込みを入れる。
切り過ぎに注意。
後身頃まで切らない様に注意。

Tips:解れが気になる場合
予め切るところに解れ止め液を塗布するか、半田ごてで布を溶かして切る方法もある。


37.身頃に襟を合わせる。
襟の方が短いので、延ばしながら待ち針で止める。
待ち針では縫いずれる場合は、仮縫いをする。

38.身頃に襟を合わせて縫う。


39.38で縫った所をロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
襟、身頃を一緒に縫う。

40.襟を折り返す。


41.襟の縫い代を身頃側に倒す。


42.表が内側になる様に中心で折る。


43.前中心から斜め上に、1cm くらい縫う。
手縫いでもOK

44.43で縫ったところの余った布を折って、開く。


45.44で折った場所を開く。


46.余った布を固定する様に、縫い付ける。
表に糸が出ない様に気を付ける。

47.後身頃右側の縫い代に“貼り付く方”のマジックテープをしつけ糸で仮縫いする。


48.47で仮縫いした面ファスナーの周りを、まつり縫いで付ける。


49.後身頃左側の縫い代に、面ファスナーをまつり縫いで付ける。


50.49で仮縫いした面ファスナーの周りをまつり縫いで付ける。


51.袖口の縫い代を後身頃側に倒して、縫う。




お疲れ様でした!

ドール服の型紙作製所 ドーリースケール