【作り方説明書】

Yシャツの型紙

■詳細対応サイズ
・58cmソフビ M,Lbr> ・58cmソフビ LL
(スマド未確認)
■難易度
イージー/【ノーマル】/ハード/ハード↑/エクストラ
■サンプル使用生地の厚み
0.23mm
■用意するもの
・普通~やや薄手の生地
・スナップボタン
・飾りボタン
■手縫い可否
OK
■布に書き写すパーツリスト
①②後脇 2枚→左右反転して2枚
③④前脇 2枚→   〃
⑤⑥カフス 2枚→そのまま2枚
⑦⑧第襟 2枚→   〃
⑨⑩袖 2枚→左右反転して2枚
⑪⑫前立て 2枚→そのまま2枚
⑬⑭襟 2枚→   〃
⑮⑯前身頃 2枚→左右反転して2枚
⑰後身頃 1枚→そのまま1枚

合計:17枚 のパーツで構成
■型紙はこちら
https://dollyscale.booth.pm/items/1429052

■作り方説明書 PDF版
https://dollyscalephoto.hanamizake.com/PDF/No.FG018Instructions.pdf

■関連記事
https://dollyscale.blog.shinobi.jp/finishedgoods/20170419
■必要な布量参考数値

01. 型紙を貼り合わせる。※一例を挙げて説明しています。
① 型紙に割り振られている番号を確認する。
 番号は型紙の左上に記載。
 ※①~⑤の右図は全型紙共通で 使用しています。
 型紙の種類によって貼り合わせる 枚数、数字は違います。
 枚数、貼り合わせ数字については 各型紙をご覧ください。
② <1>の型紙に記載されている通りに 型紙を並べる。
 「青色の数字の型紙貼り合わせる」 という箇所に記載。
③ 点線に沿って、型紙が繋がる方だけカットする。
④ <5>の上部のガイドに③の下部を合わせて、表裏両方をテープで留める。

02.型紙を切り取る。
02~07の右図は全型紙共通で使用しています。

03.布を裏にして型紙を置く。
まち針で留めず、ペーパーウェイト等で型紙が動かない様にする。

04.型紙の外側をなぞって布に写す。写したら型紙は一旦避ける。
※オススメのチャコペン
・カリスマシャープペンシル
・クロバー 水性チャコペン

05.04 で写した線に沿って布を切る。
 

06.切り取った布に型紙をのせてまち針でとめる。
型紙と布がずれない様にするだけなので、細かくとめる必要はない。

07.“切りじつけ”をする。(①~⑧)
① しつけ糸を針に通し、糸が2本になる様にする。
 玉止めはしない。
② 紙の上から出来上がり線に針を刺していく。
 A. 型紙から刺す
 B. 布を刺す
 C. 0.3cm 程度すくうように縫う
 D. 型紙を刺す
 E. 糸をたるませつつ1.5cm 程度空けて再度型紙を刺す
A~E を繰り返す。 上側はたるませて、下側の糸はたるませない。
全ての線を写す必要はないので、細かく針を刺さな くても良い。

③ 角や合印は下側(布側)から見て+に見える ように針を刺す。
④ 側のたるませた糸を切る。
⑤ まち針を抜く。
⑥糸を抜かない様に型紙だけを抜き取る。
⑦ 長い糸は3mm 程度に切る。
 糸を抜き取らない様に注意。
⑧ しつけ糸が抜けない様に、アイロンか指で糸を 寝かせる。

08.表が内側になるように、襟を合わせて縫う。


09.前と後のひだを折る。赤線が山折、水色が谷折。
しつけ糸が取り辛い時は、糸抜きや毛抜き等で抜く。
以降、縫ったら余分なしつけ糸はその都度抜いていく。

10.角を切り落とす。
08で縫ったところから、0.3cmくらいのところを切る。
縫い代の角を切り落としておかないと、仕上がりが悪くなる。
11.カーブに切り込みを入れる。


12.表に返して角を優しく押し出す。
布団等の太い針を使う。
ない場合は竹串やつまようじの“尖っていない方”などでも代用出来る。
あくまでも優しく内側から押して角を出す。
強く押したり、尖ったもので押したりすると貫通し 布が傷む可能性も。
反対側も同じように整える。

13.表に返してアイロンをかける。


14.襟の縁を縫う。


15.台襟1枚の身頃側をアイロンで折る。
SNP、BNPという記載がある方が身頃側になる。
SNP:サイドネックポイント。襟ぐりの肩の場所。
BNP:バックネックポイント。後の襟ぐりの中心。

16.折り目を入れていない台襟表に、襟を合わせる。
台襟上部の I が襟を付ける際のガイド。

17.縫い代中央に仮縫いをする。


18.表が内側になるように、17に15の台襟を合わせて縫う。
15の台襟の縫い代は折ったまま縫う。
縫う際に、襟の両側を巻き込まない様に注意。

19.角を切り落とす。


20.カーブに切り込みを入れる。


21.ひっくり返して、角を表に出す。


22.台襟にアイロンをかける。

23.前身頃、後身頃、前脇、後脇のWに切り込みを入れる。
W:ウエスト。胴体で一番くびれたところ。

24.前身頃、後身頃の上部に切り込みを入れる。


25.前身頃、後身頃、前脇、後脇、袖にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
 家庭用ミシンの縫い目を左図にする。
布端から針が落ちない様に、少し内側を縫う。

26.後身頃と脇の Wを目印に、表が内側になる様に合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。


27.縫い代を開いてアイロンをかける。
反対側も同じようにアイコンをかける。


28.前身頃と脇の W、三 を、目印に表が内側になる様に合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。


29.縫い代を2枚一緒にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
反対側も同じように縫う。


30.縫い代を前身頃に倒して、アイロンをかける。
反対側も同じようにアイロンをかける。


31.前身頃と後身頃の肩を、表が内側になる様に合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。


32.縫い代を開いてアイロンをかける。
反対側も同じようにアイロンをかける。


33.袖のカーブに切り込みを入れる。
反対側も同じように切り込みを入れる。


34.表が内側になる様に、身頃と袖の SPを目印に合わせて縫う。
SP:ショルダーポイント。肩の頂点。
反対側も同じように縫う。



35.縫い代にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
袖と身頃を一緒に縫う。
反対側も同じように縫う。

36.袖開き止まりから、裾までを縫う。
縫い代を袖側に倒す。



37.袖口から開き止まりまでを縫う。




38.表に返す。

39.カフス×2の縫い代を折って、アイロンをかける。


40.表が内側になる様に、袖口にカフスを合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。


41.カフスを上に折り返す。
反対側も同じように折る。



42.カフスを真ん中で折って、両端を縫う。
反対側も同じように折る。



43.両端を縫う。
反対側も同じように縫う。


44.カフスを表に返して角を優しく押し出す。
反対側も同じように整える。


45.カフスの端を縫う。
反対側も同じように縫う。


46.身頃裾にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


47.裾を内側に折って、端を縫う。



48.前立ての縫い代を折って、アイロンをかける。


49.表が内側になる様に、前身頃と前立てを合わせて縫う。
前立ては、縫い代が平らな方が身頃の裾側になる。
反対側も同じように縫う。

50.前立てを折り返す。
反対側も同じように折る。



51.前立てを真ん中で折る。
裾側だけを縫うので、下半分だけ折れば良い。
反対側も同じように折る。


52.前立ての裾側だけを縫う。
反対側も同じように縫う。


53.前立てを表に返して角を優しく押し出す。
反対側も同じように整える。


54.前立ての縁を縫う。
反対側も同じように縫う。


55.襟ぐりに切り込みを入れる。


56.表が内側になる様に、襟ぐりと台襟を合わせる。
身頃のSNPと台襟のSNP、身頃のBNPと台襟のBNPを合わせる。
英数字の記載がない台襟両端の線は、前立てと身頃の境に合わせる。

57.合わせたところを縫う。
縫う時に台襟を巻き込まない様に注意。

58 .襟を持ち上げて、縫い代を台襟の中に入れる。


59.台襟の端を一周縫う。


60.カフスと前立てに、スナップボタンと飾りボタンを付ける。

お疲れ様でした!

ドール服の型紙作製所 ドーリースケール