【作り方説明書】

一重太鼓帯の型紙

■詳細対応サイズ
・58cmソフビ M,L,LL
(スマド未確認)
■難易度
【イージー】/ノーマル/ハード/ハード↑/エクストラ
■サンプル使用生地の厚み
0.75mm
■用意するもの
・普通~やや厚手の生地
・接着芯
・帯締め用の紐2本
・面ファスナー
■手縫い可否
OK
■布に書き写すパーツリスト
①一重太鼓 1枚→そのまま1枚
②帯本体 1枚→   〃
③帯揚げ 1枚→   〃

合計:3枚 のパーツで構成
■型紙はこちら
https://dollyscale.booth.pm/items/1428247

■作り方説明書 PDF版
https://dollyscalephoto.hanamizake.com/PDF/No.FG024Instructions.pdf

■関連記事
https://dollyscale.blog.shinobi.jp/finishedgoods/20170824
■必要な布量参考数値


01. 型紙を貼り合わせる。※一例を挙げて説明しています。
① 型紙に割り振られている番号を確認する。
 番号は型紙の左上に記載。
 ※①~⑤の右図は全型紙共通で 使用しています。
 型紙の種類によって貼り合わせる 枚数、数字は違います。
 枚数、貼り合わせ数字については 各型紙をご覧ください。 ② <1>の型紙に記載されている通りに 型紙を並べる。
 「青色の数字の型紙貼り合わせる」 という箇所に記載。 ③ 点線に沿って、型紙が繋がる方だけカットする。 ④ <5>の上部のガイドに③の下部を 合わせて、表裏両方をテープで留める。

02.型紙を切り取る。
02~07の右図は全型紙共通で使用しています。

03.布を裏にして型紙を置く。
まち針で留めず、ペーパーウェイト等で型紙が動かない様にする。

04.型紙の外側をなぞって布に写す。写したら型紙は一旦避ける。
※オススメのチャコペン
・カリスマシャープペンシル
・クロバー 水性チャコペン


05.04 で写した線に沿って布を切る。


06.切り取った布に型紙をのせてまち針でとめる。
型紙と布がずれない様にするだけなので、細かくとめる必要はない。

07.“切りじつけ”をする。(①~⑧)
① しつけ糸を針に通し、糸が2本になる様にする。
 玉止めはしない。
② 紙の上から出来上がり線に針を刺していく。
 A. 型紙から刺す
 B. 布を刺す
 C. 0.3cm 程度すくうように縫う
 D. 型紙を刺す
 E. 糸をたるませつつ1.5cm 程度空けて再度型紙を刺す
A~E を繰り返す。 上側はたるませて、下側の糸はたるませない。
全ての線を写す必要はないので、細かく針を刺さな くても良い。

③ 角や合印は下側(布側)から見て+に見える ように針を刺す。
④ 側のたるませた糸を切る。
⑤ まち針を抜く。
⑥糸を抜かない様に型紙だけを抜き取る。
⑦ 長い糸は3mm 程度に切る。
 糸を抜き取らない様に注意。
⑧ しつけ糸が抜けない様に、アイロンか指で糸を 寝かせる。

08.帯締めを結ぶ。
① 帯締め用の紐2本の両端を、動かない様に重り等で固定する。
紐が動かなければ良いので、重りはなんでもOK。
② 左の紐が下、右の紐が上になる様に結ぶ。
③ 上の紐を下へ折り返し、中心を押さえる。
④ 下の紐を、上の紐の輪に通す。
 ③で押さえた中心はそのまま動かさない。
⑤ 紐の両端を引き、形を整える。

09.帯本体と一重太鼓に接着芯を貼る。
アイロンをスライドさせず、上から押しあてる様にする。
厚手の生地(人間用の帯など)の場合は、接着芯は不要な事もある。

10.帯締めを帯本体に固定する。

11.帯本体を表が内側になる様に折る。


12.開き止まりまで縫う。


13.縫ったところのしつけ糸を抜く。
しつけ糸が取り辛い時は、糸抜きや毛抜き等で抜く。
以降、縫ったら余分なしつけ糸はその都度抜いていく。

14.角をカットする。
反対側も同じようにカットする。


15.表に返して、太い針の“糸を通す方で角を優しく押し出す。
反対側も同じように整える。


16.開きをはしごかがり”でとじる。
① 布の裏側から針を刺す。
② 反対側に針を刺し、布を4mm程すくう。
③ ②ですくった先から針を出す。
④ 反対側に針を刺す。
⑤ ①~④を繰り返す。
針は布に対して垂直に刺すと、終盤で布の長さが違う等のトラブルが起き辛い。


17.アイロンを掛ける。


18.面ファスナーをしつけ糸で仮縫いする。


19.面ファスナーの周りをまつり縫いで付ける。


20.一重太鼓も11~16まで同じように縫う。


21.①、②の順に山折にする。


22.重なっているところを縫って固定する。


23.一重太鼓をひっくり返す。


24.帯本体に一重太鼓を縫い付ける。
反対側も同じように縫う。

25.帯揚げを表が内側になる様に折り、出来上がり線を縫う。


26.縫い代を半分までカットする。


27.片方の端を2~3mmの間隔で、並縫いをして最後に糸を引っ張る。
並縫い:基本的な手縫いの縫い方。
表と裏両方とも同じ目の間隔で縫う。



28.縫ったところを凹ませて、菜箸や竹串の背などで表に返す。
ループ返しやループターナーという、ひっくり返す道具も売っているのでそちらもおすすめ。

29.残りの端を一周、並縫いをする。
糸は切らない。

30.縫い代を内側に折ってから、糸を引っ張って玉止めをする。



お疲れ様でした!

ドール服の型紙作製所 ドーリースケール