【作り方説明書】

広開きVネックカットソーの型紙

■詳細対応サイズ
・40cmソフビ
・50cmソフビ
・58cmソフビ M,L,LL
(スマド未確認)
■難易度
イージー/【ノーマル】/ハード/ハード↑/エクストラ
■サンプル使用生地の厚み
0.67~0.9mm
■用意するもの
・ニット等のストレッチ性のある布
・ニット用の糸
・ニット用の針
・面ファスナー
■手縫い可否
OK
■注意事項
布の伸び具合よっては、着せられない場合があります。
パンスト生地を使用する場合、生地によってはロックミシンの巻きロック処理をしないと解れる場合があります。
伸びない布を使うと、どのサイズでも着用不可になりますのでご注意ください。
■布に書き写すパーツリスト
①②袖 2枚→左右反転して2枚
③後身頃A 1枚→そのまま1枚
④後身頃B 1枚→  〃
⑤見返し 1枚→   〃
⑥⑦カフス 2枚→そのまま2枚
⑧前身頃 1枚→そのまま1枚
⑨裾 1枚→    〃

合計:9枚 のパーツで構成
■型紙はこちら
https://dollyscale.booth.pm/items/1418245

■作り方説明書 PDF版
https://dollyscalephoto.hanamizake.com/PDF/No.FG033Instructions.pdf

■関連記事
https://dollyscale.blog.shinobi.jp/finishedgoods/20180523

■旧版をお持ちのお客さまへ
見返しが左右反転していた為、見返しを反転してご使用下さい。
■必要な布量参考数値

01. 型紙を貼り合わせる。※一例を挙げて説明しています。
① 型紙に割り振られている番号を確認する。
 番号は型紙の左上に記載。
 ※①~④の右図は全型紙共通で 使用しています。
 型紙の種類によって貼り合わせる 枚数、数字は違います。
 枚数、貼り合わせ数字については 各型紙をご覧ください。
② <1>の型紙に記載されている通りに 型紙を並べる。
 「青色の数字の型紙貼り合わせる」 という箇所に記載。
③ 点線に沿って、型紙が繋がる方だけカットする。
④ <5>の上部のガイドに③の下部を合わせて、表裏両方をテープで留める。

02.型紙を切り取る。
02~07の右図は全型紙共通で使用しています。

03.布を裏にして型紙を置く。
まち針で留めず、ペーパーウェイト等で型紙が動かない様にする。

04.型紙の外側をなぞって布に写す。写したら型紙は一旦避ける。
※オススメのチャコペン
・カリスマシャープペンシル
・クロバー 水性チャコペン


05.04で写した線に沿って布を切る。


06.切り取った布に型紙をのせてまち針でとめる。
解れ難い生地の場合は、この工程を飛ばしてOK。
型紙と布がずれない様にするだけなので、細かくとめる必要はない。

07.“切りじつけ”をする。(①~⑧)
① しつけ糸を針に通し、糸が2本になる様にする。
玉止めはしない。
② 紙の上から出来上がり線に針を刺していく。
 A. 型紙から刺す
 B. 布を刺す
 C. 0.3cm 程度すくうように縫う
 D. 型紙を刺す
 E. 糸をたるませつつ1.5cm 程度空けて再度型紙を刺す
A~E を繰り返す。 上側はたるませて、下側の糸はたるませない。
全ての線を写す必要はないので、細かく針を刺さな くても良い。

③ 角や合印は下側(布側)から見て+に見える ように針を刺す。
④ 上側のたるませた糸を切る。
⑤ まち針を抜く。
⑥糸を抜かない様に型紙だけを抜き取る。
⑦ 長い糸は3mm 程度に切る。
 糸を抜き取らない様に注意。
⑧ しつけ糸が抜けない様に、アイロンか指で糸を 寝かせる。

08.ミシンの針と糸をニット用に替える。


09.裏が内側になる様にカフス×2を折る。


10.09で折ったところを仮縫いをする。
もう1枚も同じように縫う。


11.表が内側になる様に、カフスと袖口を合わせて縫う。
家庭用ミシンの縫い目を左図にする。
反対側も同じように縫う。

12.縫ったところのしつけ糸を抜く。
しつけ糸が取り辛い時は、糸抜きや毛抜き等で抜く。
以降、縫ったら余分なしつけ糸はその都度抜いていく。

13.袖とカフスの縫い代にロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。
家庭用ミシンの縫い目を左図にする。布端から針が落ちない様に、少し内側を縫う。
反対側も同じように縫う。


14.カフスを折り返す。
反対側も同じように折り返す。


15.表が内側になる様に、前身頃と袖を合わせて縫う。
左右の袖を間違えない様に注意。袖の型紙に「前」と書いてある方を前身頃と合わせる。
反対側も同じように縫う。

16.表が内側になる様に、後身頃Bと袖を合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。


17.身頃と袖の縫い代にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
反対側も同じように縫う。
 

18.見返しにロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


19.表が内側になる様に、身頃と見返しを合わせて縫う。
縫い代を身頃側に倒す。
見返しの「後身頃A,袖、前身頃、袖、後身頃B」というガイドに合わせる。


20.カーブと、襟中央に切り込みを入れる。


21.見返しを折り返す。
 

22.縁を縫う。


23.後身頃の面ファスナー側をロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。
反対側も同じように縫う。


24.後身頃の直線側の縫い代を折る。
反対側も同じように折る。
 

25.縁から0.7cmくらいのところを縫う。
反対側も同じように縫う。
 

26.表が内側になるように、左右の袖の真ん中で折る。
 

27.前身頃と後身頃のWを合わせ、袖口から裾までを縫う。
W:ウエスト。

28.脇の縫い代をロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。


29.表が内側になるように、裾パーツを中心で折る。


30.両端を縫う。


31.裾パーツを表に返す。


32.太い針の“糸を通す方” で角を優しく押し出す。
布団等の太い針を使う。
ない場合は竹串やつまようじの“尖っていない方”などでも代用出来る。
あくまでも優しく内側から押して角を出す。
強く押したり、尖ったもので押したりすると貫通し布が傷む可能性も。

33.表が内側になるように、身頃と裾パーツを合わせて縫う。


34.縫い代をロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
裾、身頃を一緒に縫う。

35.裾パーツを下に折り返す。


36.裾の縫い代を身頃側に倒す。


37.裾の縫い代を前身頃に縫い付ける。


38.表から見て、後身頃左側が下になる様に面ファスナーを仮縫いでとめる。
   

39.仮縫いした面ファスナーの周りをまつり縫いかミシンで縫い付ける。
 

お疲れ様でした!

ドール服の型紙作製所 ドーリースケール