【作り方説明書】

サマーワンピース・フリルの型紙

■詳細対応サイズ
・40cmソフビ
・58cmソフビ M,L,LL
(スマド未確認)
■難易度
イージー/【ノーマル】/ハード/ハード↑/エクストラ
■サンプル使用生地の厚み
0.22mm
■用意するもの
・やや薄手~普通生地
・3mm程度の平ゴム
■手縫い可否
OK
■布に書き写すパーツリスト
・40cm用
①ゴム通し 1枚そのまま1枚
②フリル 1枚→  〃
③④身頃 2枚→そのまま2枚
⑤⑥袖 2枚→    〃
⑦⑧カフス 2枚→  〃

合計:8枚 のパーツで構成


・58cm用
①ゴム通し 1枚そのまま1枚
②フリル 1枚→  〃
③前身頃 1枚→  〃
④後身頃 1枚→  〃
⑤⑥袖 2枚→そのまま2枚
⑦⑧カフス 2枚→  〃

合計;8枚 のパーツで構成
■型紙はこちら
https://dollyscale.booth.pm/items/1418230

■作り方説明書 PDF版
https://dollyscalephoto.hanamizake.com/PDF/No.FG037Instructions.pdf

■関連記事
https://dollyscale.blog.shinobi.jp/finishedgoods/20180608
■必要な布量参考数値

01. 型紙を貼り合わせる。※一例を挙げて説明しています。
① 型紙に割り振られている番号を確認する。
 番号は型紙の左上に記載。
 ※①~④の右図は全型紙共通で 使用しています。
 型紙の種類によって貼り合わせる 枚数、数字は違います。
 枚数、貼り合わせ数字については 各型紙をご覧ください。
② <1>の型紙に記載されている通りに 型紙を並べる。
 「青色の数字の型紙貼り合わせる」 という箇所に記載。
③ 点線に沿って、型紙が繋がる方だけカットする。
④ <5>の上部のガイドに③の下部を合わせて、表裏両方をテープで留める。

02.型紙を切り取る。
02~07の右図は全型紙共通で使用しています。

03.布を裏にして型紙を置く。
まち針で留めず、ペーパーウェイト等で型紙が動かない様にする。

04.型紙の外側をなぞって布に写す。写したら型紙は一旦避ける。
※オススメのチャコペン
・カリスマシャープペンシル
・クロバー 水性チャコペン


05.04で写した線に沿って布を切る。

06.切り取った布に型紙をのせてまち針でとめる。
型紙と布がずれない様にするだけなので、細かくとめる必要はない。

07.“切りじつけ”をする。(①~⑧)
① しつけ糸を針に通し、糸が2本になる様にする。
 玉止めはしない。
② 紙の上から出来上がり線に針を刺していく。
 A. 型紙から刺す
 B. 布を刺す
 C. 0.3cm 程度すくうように縫う
 D. 型紙を刺す
 E. 糸をたるませつつ1.5cm 程度空けて再度型紙を刺す
A~E を繰り返す。 上側はたるませて、下側の糸はたるませない。
全ての線を写す必要はないので、細かく針を刺さな くても良い。

③ 角や合印は下側(布側)から見て+に見える ように針を刺す。
④ 上側のたるませた糸を切る。
⑤ まち針を抜く。
⑥糸を抜かない様に型紙だけを抜き取る。
⑦ 長い糸は3mm 程度に切る。
 糸を抜き取らない様に注意。
⑧ しつけ糸が抜けない様に、アイロンか指で糸を 寝かせる。

【袖を付ける場合】(付けない場合は18へ)
08.袖×2の両側の中央辺りまで切り込みを入れる。


09.袖口に ”ギャザーを寄せるミシン”を縫う。
もう一枚も同じように縫う。
①ミシンの上糸の糸調節を“弱”にする。
  ダイヤルの場合は0にする。

②縫い目の長さを4mm程度にする。
③縫い始めの糸は上下共に10cm以上出しておく。
  上糸と下糸の色を変えておくと、後でわかりやすい。

④布の端から2mm程度のところを縫い、縫い終わりの糸も10cm以上残して切る。
2本目は布端から4mm程度のところを縫う。

⑤上糸の調節(①)と、縫い目の長さ(②)を元に戻す。


10.カフス×2を折って、仮縫いをする。


11.カフス×2を仮縫いをする。


12.表が内側になる様に、カフスと袖口を合わせギャザーを寄せる。
反対側も同じようにギャザーを寄せる。
待ち針は
①②布の両端からとめる。
③次に中央
④⑤最後にその間を埋める様にとめていく。



13.出来上がり線で縫う。
反対側も同じように縫う。


14.縫ったところのしつけ糸を抜く。
しつけ糸が取り辛い時は、糸抜きや毛抜き等で抜く。
以降、縫ったら余分なしつけ糸はその都度抜いていく。


15.袖とカフスの縫い代にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
家庭用ミシンの縫い目を左図にする。
布端から針が落ちない様に、少し内側を縫う。
反対側も同じように縫う。



16.カフスを折り返す。
縫い代は袖側に倒す。
反対側も同じように折る。

17.袖と袖ぐりにロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
袖ぐり:アームホール。身頃と袖をつける部分。
反対側も同じように縫う。



【共通】

18.身頃脇のW付近一帯に切れ目を入れる。
W:ウエスト。胴体で一番くびれたところ。
反対側も同じように縫う。


19.前後身頃の袖ぐりと脇に、ロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。
家庭用ミシンの縫い目を左図にする。
布端から針が落ちない様に、少し内側を縫う。
袖ぐり:身頃側の、袖と縫い合わせる場所。
(この型紙では袖パーツは無し)

【袖を付ける場合】(付けない場合は25へ)

20.表が内側になる様に、身頃と袖を合わせて縫う。
4カ所全てを縫う。


21.縫い代を開いてアイロンをかける。
4カ所全てにアイロンをかける。


22.表が内側になるように、左右の袖の真ん中で折る。


23.袖口から裾までを縫う。


24.縫い代を開いてアイロンをかける。


【袖を付けない場合】(付ける場合は29へ)


25.袖ぐりを出来上がり線で折る。


26.縁を縫う。


27.表が内側になる様に、前身頃と後身頃の脇を合わせて縫う。


28.縫い代を開いてアイロンをかける。
反対側も同じようにアイロンをかける。


【共通】


29.ゴム通しパーツ の“この縫い代を折る”と書かれた方の出来上がり線で折ってアイロンをかける。


30.裾とフリルの端にロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。
 

31.裾を出来上がり線で折る。


32.縁を縫う。


33.身頃を表に返す。


34.表が内側になる様に、フリルを輪にして端を合わせて縫う。


35.表が内側になる様に、ゴム通しパーツを輪にして縫い代だけを縫う。
アイロンで折ったところは広げて縫う。


36.フリルとゴム通しパーツの縫い代を開いて、アイロンをかける。


37.フリル の“この縫い代に解れ止め”と書かれた方にロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。


38.解れ止めをした方を出来上がり線で折る。


39.解縁を縫う。


40.フリルを表に返す。


41.身頃とフリルを“表が外”になる様に合わせて5mm程度の大き目(仮縫い)で縫う。
前身頃のCFとフリルのCF、後身頃のCBとフリルのCBを目印に合わせる。
CF:センターフロント。前身頃の中心。
CB:センターバック。後身頃の中心。


42.フリルの上に、ゴム通しパーツを裏を上にして合わせて一周縫う。


43.ゴム通しパーツを折り返す。


44.ゴム通しパーツを中に折る。
身頃とフリルの縫い代を、ゴム通しパーツの中に入れる様につつむ。



45.ゴム通しパーツの縁を一周縫う。
袖を付けない場合:フリルも一緒に縫う。
袖を付けない場合:フリルも一緒に縫っても、フリルを避けて、袖とゴム通しパーツを縫ってもいい。

46.ゴム通しパーツの穴にゴムを通す。
ゴムの長さ:(縫い合わせ部分を含む)
40cm:20cm
58cm:26cm

市販のゴム通しが通らない場合は、安全ピンでも代用可能。
反対側に最初にクリップ等をはさんでおく。





47.ゴムの先端が出て来たら、両端を重ねて縫う。
ゴムが細いので手縫いがおすすめ。
縫い方が弱いと、ゴムを伸ばした時に解けてしまうので注意。


48.ゴムを穴に戻し、全体のギャザーの寄り具合を整える。


お疲れ様でした!

ドール服の型紙作製所 ドーリースケール