【作り方説明書】

けもみみとしっぽの型紙

■詳細対応サイズ
・40cm
・50cm
・58cm
■難易度
【イージー】/ノーマル/ハード/ハード↑/エクストラ
■サンプル使用生地の毛足の長さ
約2cm
■用意するもの
・2mm厚×直径10mm程度のネオジム磁石
・1.5mm程度の針金(アルミ製がおすすめ)
・フェイクファー
・わた
■手縫い可否
OK
■布に書き写すパーツリスト
・けもみみ
①②けもみみ 表布 2枚→そのまま2枚
③④けもみみ 裏布 2枚→  〃

合計:4枚 のパーツで構成


・しっぽ
①しっぽ 1枚→そのまま1枚

合計:1枚 のパーツで構成
■型紙はこちら
https://dollyscale.booth.pm/items/1417774

■作り方説明書 PDF版
https://dollyscalephoto.hanamizake.com/PDF/No.FG051Instructions.pdf

■関連記事
https://dollyscale.blog.shinobi.jp/finishedgoods/20181206
■ファー生地を扱う時の注意点
・毛の流れ
ファーには毛の流れがあります。型紙を写す前に毛の向きを確認してください。
・カットの仕方
ハサミの刃先で少しずつ、土台を切ります。
この時、毛は出来るだけ切らない様にします。
毛を切ってしまうと余分なゴミが出るだけではなく、必要な毛先まで切ってしまう事があります。


■カットした後
抜け毛が出るので、余分な毛は優しく取り除きます。
■必要な布量参考数値


01. 型紙を貼り合わせる。※一例を挙げて説明しています。
① 型紙に割り振られている番号を確認する。
 番号は型紙の左上に記載。
 ※①~④の右図は全型紙共通で 使用しています。
 型紙の種類によって貼り合わせる 枚数、数字は違います。
 枚数、貼り合わせ数字については 各型紙をご覧ください。
② <1>の型紙に記載されている通りに 型紙を並べる。
 「青色の数字の型紙貼り合わせる」 という箇所に記載。
③ 点線に沿って、型紙が繋がる方だけカットする。
④ <5>の上部のガイドに③の下部を合わせて、表裏両方をテープで留める。

02.型紙を切り取る。
02~07の右図は全型紙共通で使用しています。

03.布を裏にして型紙を置く。
まち針で留めず、ペーパーウェイト等で型紙が動かない様にする。

04.型紙の外側をなぞって布に写す。写したら型紙は一旦避ける。
※オススメのチャコペン
・カリスマシャープペンシル
・クロバー 水性チャコペン


05.04で写した線に沿って布を切る。

06.切り取った布に型紙をのせてまち針でとめる。
型紙と布がずれない様にするだけなので、細かくとめる必要はない。

07.切りじつけをする。(①~⑧)
① しつけ糸を針に通し、糸が2本になる様にする。
 玉止めはしない。
② 紙の上から出来上がり線に針を刺していく。
 A. 型紙から刺す
 B. 布を刺す
 C. 0.3cm 程度すくうように縫う
 D. 型紙を刺す
 E. 糸をたるませつつ1.5cm 程度空けて再度型紙を刺す
A~E を繰り返す。 上側はたるませて、下側の糸はたるませない。
全ての線を写す必要はないので、細かく針を刺さな くても良い。

③ 角や合印は下側(布側)から見て+に見える ように針を刺す。
④ 上側のたるませた糸を切る。
⑤ まち針を抜く。
⑥糸を抜かない様に型紙だけを抜き取る。
⑦ 長い糸は3mm 程度に切る。
糸を抜き取らない様に注意。
⑧ しつけ糸が抜けない様に、アイロンか指で糸を 寝かせる。

08.表が内側になるように耳パーツを合わせて縫う。
毛先は指等で、内側に入れる。
もう片方も同じように合わせる。

09.出来上がり線で縫う。
“開き”は縫わない。
もう片方も同じように縫う。


10.縫ったところのしつけ糸を抜く。
しつけ糸が取り辛い時は、糸抜きや毛抜き等で抜く。
以降、縫ったら余分なしつけ糸はその都度抜いていく。

11.表に返す。
大雑把に返すだけでよい。
もう片方も同じように返す。

12.縫い目付近の毛先を整える。
縫った時に毛先が縫い目に巻き込まれている事がある為、それらを外へ引き出す。
もう片方も同じように整える。

13.もう一度裏に戻し、縫い代を3mm程度までカットする。
開きから10mm程度は切らない。
もう片方も同じようにカットする。

14.再度ひっくり返して表に返す。
角は指先などで押し出す。
もう片方も同じように返す。

15.再度縫い目付近の毛先を整える。

16.”開き” を出来上がり線で折る。
もう片方も同じように折る。


17.開きを”はしごかがり”でとじる。
① 布の裏側から針を刺す。
② 反対側に針を刺し、布を4mm 程すくう。
③ ②ですくった先から針を出す。
④ 反対側に針を刺す。
⑤ ①~④を繰り返す。
針は布に対して垂直に刺すと、終盤で布の長さが違う等のトラブルが起き辛い。
毛で土台が見えない場合があるので、針先で土台を確認しながら縫う。


18.AかBの場所どちらかで折る。
Aタイプ:もう片方も同じように折る。
   Bタイプ:もう片方は逆側を折る。


19.耳の底をはしごかがりでとじる。
もう片方も同じようにとじる。


20.縫い目付近の毛先を整える。

21.磁石より大き目に布を切る。
磁石2個分用意する。
磁石の直径×3程度の大きさに切る。

22.予め磁石同士をくっつけて2セット準備する。


23.磁石をずらし、どちらが上かマークを入れる。


24.マークを入れた方が見える様にして、布に包む。
もう片方も同じように包む。


25.布端をまとめた方を耳の底に合わせて、待ち針でとめる。
もう片方も同じようにとめる。


26.一周縫う。
もう片方も同じように縫う。


27.残った磁石のマークした方にマスキングテープを貼る。


28.27をヘッドの好きなところに貼る。

■しっぽ
29.表が内側になるように、中心で折る。


30.出来上がり線で縫う。
“開き”は縫わない。

31.表に返して、縫い目付近の毛先を整える。

32.もう一度裏に戻し、角をカットする。


33.再度ひっくり返して表に返す。


34.再度縫い目付近の毛先を整える。

35.針金の両端をラジオペンチ等で曲げる。
しっぽ小:52cm
しっぽ大:62cm

36.針金を半分に曲げる。


37.針金をしっぽの中に入れる。
針金の先側をしっぽの先側へ入れる。

38.わたを入れる。
矢印の部分のわたは少なめにする。
全体のわたの量はお好みで。


39.”開き” を出来上がり線で折る。

40.開きを”はしごかがり”でとじる。

41.中の針金とファー生地を固定する。
付け根から下部の止め位置は、30mm程度。
ファーで見え辛いので大体でOK。

42.21~24を参考に1セット作る。

43.布端をまとめた方を、しっぽの縫い合わせた線に合わせて待ち針でとめる。


44.一周縫う。磁石を2個付けるとしっぽが安定しやすい。


45.残った磁石のマークした方にマスキングテープを貼る。

46.ボディの好きなところに貼る。





お疲れ様でした!

ドール服の型紙作製所 ドーリースケール