【作り方説明書】

フィッシュテールスカートの型紙/フレアスカートの型紙

■詳細対応サイズ
・40cmソフビ
・45cmソフビ
・50cmソフビ
・58cmソフビ M,L,LL
(スマド未確認)
■難易度
【イージー】/ノーマル/ハード/ハード↑/エクストラ
■サンプル使用生地の厚み
ニット 0.70mm
布帛 0.29mm
■用意するもの
・やや薄手~普通の生地
・コンシールファスナー
・スプリングホック
・接着芯
■手縫い可否
OK
■スカートの丈について
線が多過ぎる事による混乱を防ぐため、40cm,45cm丈には縫い代線が記載されていません。
40cm,45cm丈で使用する場合は、裾に1cmの縫い代をプラスしてから型紙をカットしてください。
■布に書き写すパーツリスト
・フィッシュテールスカート
①ウエストベルト 1枚→そのまま1枚
②後スカート 1枚→   〃
③前スカート 1枚→   〃

合計:3枚 のパーツで構成


・フレアスカート
①ウエストベルト 1枚→そのまま1枚
②③スカート 2枚→左右反転して2枚

合計:3枚 のパーツで構成
■型紙はこちら
https://dollyscale.booth.pm/items/1417500

■作り方説明書 PDF版
https://dollyscalephoto.hanamizake.com/PDF/No.FG057Instructions.pdf

■関連記事
https://dollyscale.blog.shinobi.jp/finishedgoods/20190322

■旧版をお持ちのお客さまへ
旧版は45cmソフビ用の裾丈の記載がありません。
45cmで使用する場合は、40cmソフビ用の裾ラインから1cm丈を延ばすを丁度良い丈になります。
■必要な布量参考数値

01. 型紙を貼り合わせる。※一例を挙げて説明しています。
① 型紙に割り振られている番号を確認する。
 番号は型紙の左上に記載。
 ※①~④の右図は全型紙共通で 使用しています。
 型紙の種類によって貼り合わせる 枚数、数字は違います。
 枚数、貼り合わせ数字については 各型紙をご覧ください。
② <1>の型紙に記載されている通りに 型紙を並べる。
 「青色の数字の型紙貼り合わせる」 という箇所に記載。
③ 点線に沿って、型紙が繋がる方だけカットする。
④ <5>の上部のガイドに③の下部を合わせて、表裏両方をテープで留める。

02.型紙を切り取る。
02~07の右図は全型紙共通で使用しています。

03.布を裏にして型紙を置く。
まち針で留めず、ペーパーウェイト等で型紙が動かない様にする。

04.型紙の外側をなぞって布に写す。写したら型紙は一旦避ける。
※オススメのチャコペン
・カリスマシャープペンシル
・クロバー 水性チャコペン


05.04で写した線に沿って布を切る。

06.切り取った布に型紙をのせてまち針でとめる。
型紙と布がずれない様にするだけなので、細かくとめる必要はない。
07.“切りじつけ”をする。(①~⑧)
① しつけ糸を針に通し、糸が2本になる様にする。
 玉止めはしない。
② 紙の上から出来上がり線に針を刺していく。
 A. 型紙から刺す
 B. 布を刺す
 C. 0.3cm 程度すくうように縫う
 D. 型紙を刺す
 E. 糸をたるませつつ1.5cm 程度空けて再度型紙を刺す
A~E を繰り返す。 上側はたるませて、下側の糸はたるませない。
全ての線を写す必要はないので、細かく針を刺さな くても良い。

③ 角や合印は下側(布側)から見て+に見える ように針を刺す。
④ 上側のたるませた糸を切る。
⑤ まち針を抜く。
⑥糸を抜かない様に型紙だけを抜き取る。
⑦ 長い糸は3mm 程度に切る。
 糸を抜き取らない様に注意。
⑧しつけ糸が抜けない様に、アイロンか指で糸を 寝かせる。

08.ウエストベルトに接着芯を貼る。
アイロンをスライドさせず、上から押しあてる様にする。

09.縫い代を折って、アイロンをかける。


10.前スカートと後スカートの直線に、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
家庭用ミシンの縫い目を左図にする。
布端から針が落ちない様に、少し内側を縫う。
フレアスカートの場合は、前後同じ型紙。

11.表が内側になる様に、前スカートと後スカートを合わせて縫う。
縫い代が狭い方だけを縫う。
フレアスカートの場合は、前後同じ型紙。

12.縫ったところのしつけ糸を抜く。
しつけ糸が取り辛い時は、糸抜きや毛抜き等で抜く。
以降、縫ったら余分なしつけ糸はその都度抜いていく。

13.縫い代を左右に開いて、アイロンをかける。


14.スカートの縁に、ロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。


15.裾を出来上がり線で折る。



16.縁を縫う。

17.スカートのウエスト部分に切り込みを入れる。

18.スカートを半分に折る。


19.表が内側になる様に、ウエストから開き止まりまでを4mm程度の縫い目で縫う。
仮止めなので返し縫はしない。

20.19で縫った下から裾までを普通の縫い目で縫う。
ここは解れない様に返し縫いをする。

21.縫い代を左右に開いて、アイロンをかける。


22.コンシールファスナーの上部を1cmになる様に切る。
コンシールファスナーの上部に透明の“上止”があるので、その上を1cmに切る。

23.コンシールファスナー中心と、21で開いた縫い目を合わせる。


24.仮止めをする。反対側も同じように縫う。
スカート本体は避けて、ファスナーと縫い代のみを縫う。

25.ウエストから開き止まりまでの糸を切る。
開き止まりから下の糸を切らない様に注意。リッパーを使うと切りやすい。

26.ミシンにコンシールファスナー押さえを取り付ける。
右図の様なアタッチメントも売られている。
おすすめはミシンの純正品、もしくはミシンの対応メーカー名が記載された物。
無記名のものは場合によっては、ミシンに合わない事もあるので注意。



27.スライダーを開き止まりまで下げる。


28.務歯(むし)を押さえの溝に入れて、開き止まりまで縫う。
反対側も同じ様に縫う。
スカート表から縫う。
 布端が右の時は左側の溝に、布端が左の時は右側の溝に務歯を入れる。
務歯:ファスナーを開閉する為に歯の様になって連なっている部分の事。

29.コンシールファスナー押さえを、普通の押さえに戻す。

30.下止の金具を、開き止まりの1cmくらい下に移動して、ペンチで潰して動かない様にする。


31.下止の下、1cmくらいをハサミでカットする。


32.表が内側になる様に、ウエストベルトとスカートを合わせて縫う。


33.ウエストベルトを折りたたむ。


34.端を縫う。


35.縫ったところをひっくり返し、太い針の“糸を通す方”で角を優しく押し出す。


36.ウエストベルトの下部をまつるか、ウエストベルトを縫う。



37.ウエストベルト内側にスプリングホックをつける。






お疲れ様でした!

ドール服の型紙作製所 ドーリースケール