【作り方説明書】

ショートジャケットの型紙【58cmソフビ】

■詳細対応サイズ
・58cmソフビ L,LL
(スマド未確認)
■難易度
イージー/ノーマル/ハード/【ハード↑】/エクストラ
■サンプル使用生地の厚み
0.43mm
■用意するもの
・普通~やや薄手の生地
・スナップボタン
・飾りボタン
■手縫い可否
OK
フラップとポケットは、縫い代線より大き目に布を切り取って下さい。
■布に書き写すパーツリスト
①裾パーツ 1枚→そのまま1枚
②③後脇 2枚→左右反転して2枚
④⑤前脇 2枚→   〃
⑥⑦前身頃上 2枚→ 〃
⑧⑨袖 2枚→    〃
⑩⑪カフス 2枚→  〃
⑫⑬前立て 2枚→そのまま2枚
⑭⑮前身頃 2枚→左右反転して2枚
⑯⑰フラップ 2枚→そのまま2枚
⑱⑲ポケット 2枚→ 〃
⑳㉑襟 2枚→    〃
㉒後身頃上 1枚→そのまま1枚
㉓後身頃 1枚→   〃

合計:23枚 のパーツで構成
■型紙はこちら
https://dollyscale.booth.pm/items/1417462

■作り方説明書 PDF版
https://dollyscalephoto.hanamizake.com/PDF/No.FG061Instructions.pdf

■関連記事
https://dollyscale.blog.shinobi.jp/finishedgoods/20190520
■必要な布量参考数値

01. 型紙を貼り合わせる。※一例を挙げて説明しています。
① 型紙に割り振られている番号を確認する。
 番号は型紙の左上に記載。
 ※①~④の右図は全型紙共通で 使用しています。
 型紙の種類によって貼り合わせる 枚数、数字は違います。
 枚数、貼り合わせ数字については 各型紙をご覧ください。
② <1>の型紙に記載されている通りに 型紙を並べる。
 「青色の数字の型紙貼り合わせる」 という箇所に記載。
③ 点線に沿って、型紙が繋がる方だけカットする。
④ <5>の上部のガイドに③の下部を合わせて、表裏両方をテープで留める。

02.型紙を切り取る。
02~07の右図は全型紙共通で使用しています。

03.布を裏にして型紙を置く。
まち針で留めず、ペーパーウェイト等で型紙が動かない様にする。

04.型紙の外側をなぞって布に写す。写したら型紙は一旦避ける。
※オススメのチャコペン
・カリスマシャープペンシル
・クロバー 水性チャコペン


05.04で写した線に沿って布を切る。

06.切り取った布に型紙をのせてまち針でとめる。
型紙と布がずれない様にするだけなので、細かくとめる必要はない。
07.“切りじつけ”をする。(①~⑧)
① しつけ糸を針に通し、糸が2本になる様にする。
 玉止めはしない。
② 紙の上から出来上がり線に針を刺していく。
 A. 型紙から刺す
 B. 布を刺す
 C. 0.3cm 程度すくうように縫う
 D. 型紙を刺す
 E. 糸をたるませつつ1.5cm 程度空けて再度型紙を刺す
A~E を繰り返す。 上側はたるませて、下側の糸はたるませない。
全ての線を写す必要はないので、細かく針を刺さな くても良い。

③ 角や合印は下側(布側)から見て+に見える ように針を刺す。
④ 上側のたるませた糸を切る。
⑤ まち針を抜く。
⑥糸を抜かない様に型紙だけを抜き取る。
⑦ 長い糸は3mm 程度に切る。
 糸を抜き取らない様に注意。
⑧ しつけ糸が抜けない様に、アイロンか指で糸を 寝かせる。

08.フラップとポケットに解れ止め液を塗る。


※解れ止め液の代わりに、半田ごてで布を溶かして切る方法もある。


09.襟1枚の身頃側をアイロンで折る。
SNP、BNPという記載がある 方が身頃側になる。
SNP:サイドネックポイント。襟ぐりの肩の場所。
BNP:バックネックポイント。後の襟ぐりの中心。

10.表が内側になるように、襟を合わせて縫う。
09の襟の縫い代は折ったまま縫う。

11.縫ったところのしつけ糸を抜く。
しつけ糸が取り辛い時は、糸抜きや毛抜き等で抜く。
以降、縫ったら余分なしつけ糸はその都度抜いていく。

12.角を切り落とす。
10で縫ったところから、3mmくらいのところを切る。
縫い代の角を切り落としておかないと、仕上がりが悪くなる。

13.表に返して角を優しく押し出す。
布団等の太い針を使う。
ない場合は竹串やつまようじの“尖っていない方”などでも代用出来る。
あくまでも優しく内側から押して角を出す。
強く押したり、尖ったもので押したりすると貫通し 布が傷む可能性も。
14.表に返してアイロンをかける。


15.前身頃×2、後身頃に切り込みを入れる。


16.表が内側になる様に、前身頃と前脇を合わせて縫う。
☆同士を合わせる。
反対側も同じように縫う。

17.2枚一緒にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
家庭用ミシンの縫い目を左図にする。
布端から針が落ちない様に、少し内側を縫う。
反対側も同じように縫う。

18.16で縫ったところを開く。
反対側も同じように開く。


19.縫い代を前身頃側に倒す。
反対側も同じように倒す。


20.表から縫い代を抑える様に縫う。
この工程は省いてもOK。省く場合はアイロンをかける。
反対側も同じように縫う。


21.表が内側になる様に、20に前身頃上を合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。


22.2枚一緒にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
反対側も同じように縫う。


23.21で縫ったところを開く。
反対側も同じように開く。


24.縫い代を前身頃上側に倒す。
反対側も同じように倒す。


25.表から縫い代を抑える様に縫う。
この工程は省いてもOK。省く場合はアイロンをかける。
反対側も同じように縫う。



26.フラップ×2とポケット×2を縫い代線で切りとる。


27.フラップ×2の縫い代をアイロンで折る。


28.フラップ×2を仮縫いをする。
仮縫いの玉止めは、表側にしておくと後の作業が楽になる。

29.ポケット×2の上部を、出来上がり線で折る。


30.ポケット×2の縁を縫う。


31.ポケット×2の縫い代をアイロンで折る。


32.ポケット×2を仮縫いをする。
仮縫いの玉止めは、表側にしておくと後の作業が楽になる。

33.前身頃にポケットを縫い付ける。
縫い付ける位置が表からでは分かり辛い時は、消えるチャコペンで薄く表から縫い付ける線を引くと良い。
ミシンで縫い辛い場合や、縫い目が目立つと思う場合はまつり縫いでもOK。
反対側も同じように縫う。

34.ポケットの上にフラップを縫い付ける。
縫い付ける位置が表からでは分かり辛い時は、消えるチャコペンで薄く表から縫い付ける線を引くと良い。
反対側も同じように縫う。

35.フラップを折り返す。
反対側も同じように縫う。


36.フラップを前身頃に縫い付ける。
反対側も同じように縫う。


37.表が内側になる様に、後身頃と後脇を合わせて縫う。
 □ 同士を合わせる。
反対側も同じように縫う。

38.2枚一緒にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
反対側も同じように縫う。


39.37で縫ったところを開く。
反対側も同じように開く。


40.縫い代を後身頃側に倒す。


41.表から縫い代を抑える様に縫う。
この工程は省いてもOK。省く場合はアイロンをかける。

42.表が内側になる様に、41に後身頃上を合わせて縫う。


43.2枚一緒にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


44.42で縫ったところを開く。


45.縫い代を後身頃上側に倒す。


46.表から縫い代を抑える様に縫う。
この工程は省いてもOK。省く場合はアイロンをかける。

47.表が内側になる様に、前身頃上と後身頃上の肩を合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。


48.2枚一緒にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
反対側も同じように縫う。


49.47で縫ったところを開く。
反対側も同じように開く。


50.縫い代を後身頃上側に倒す。


51.表から縫い代を抑える様に縫う。
この工程は省いてもOK。省く場合はアイロンをかける。
反対側も同じように縫う。

52.袖ぐりに切り込みを入れる。
袖ぐり:袖を付ける為の身頃側のカーブ。
ミシンで縫い辛い場合は先に仮縫いをするか、手縫いでもOK。

53.表が内側になる様に、身頃と袖の SPを目印に合わせて縫う。
SP:ショルダーポイント。肩の頂点。
反対側も同じように縫う。

54.縫い代にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
袖と身頃を一緒に縫う。
反対側も同じように縫う。

55.53で縫ったところを開く。
反対側も同じように開く。


56.縫い代を身頃側に倒す。
この工程は省いてもOK。省く場合はアイロンをかける。

57.表から縫い代を抑える様に縫う。
この工程は省いてもOK。省く場合はアイロンをかける。
反対側も同じように縫う。

58.裾から袖口までにロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
反対側も同じように縫う。


59.半分に折る。


60.袖開き止まりから、裾までを縫う。


61.袖口から開き止まりまでを縫う。
反対側も同じように縫う。


62.表に返す。

63.カフス×2の縫い代を折って、アイロンをかける。


64.表が内側になる様に、袖口にカフスを合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。


65.カフス×2を上に折り返す。


66.カフス×2を真ん中で折って、両端を縫う。


67.カフス×2を表に返して角を優しく押し出す。


68.カフス×2の端を縫う。


69.前立て×2の縫い代を折って、アイロンをかける。


70.表が内側になる様に、前身頃と前立てを合わせて縫う。
前立ては、縫い代が平らな方が身頃の裾側になる。

71.前立てを折り返す。
反対側も同じように返す。


72.前立てを真ん中で折る。
反対側も同じように折る。


73.襟側の前立て中央をL時に縫う。
反対側も同じように縫う。


74.襟側の角の縫い代をカットする。
反対側も同じようにカットする。


75.前立てを表に返して角を優しく押し出す。
反対側も同じように返す。


76.前立ての縁を縫う。
反対側も同じように縫う。


77.襟ぐりに切り込みを入れる。


78.表が内側になる様に、襟ぐりと襟を合わせる。
身頃のSNPと襟のSNP、身頃のBNPと襟のBNPを合わせる。

79.合わせたところを縫う。


80.襟を持ち上げて、縫い代を台襟の中に入れる。


81.襟の端を一周縫う。


82.裾パーツの縫い代を折って、アイロンをかける。


83.表が内側になる様に、身頃に裾パーツを合わせて縫う。


84.裾パーツを上に折り返す。


95.裾パーツを真ん中で折って、両端を縫う。


86.表に返して角を優しく押し出す。

87.裾パーツの端を縫う。


88.カフスと前立てに、スナップボタンと飾りボタンを付ける。





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ドール服の型紙作製所 ドーリースケール