【作り方説明書】

ボックスプリーツワンピースの型紙

■詳細対応サイズ
・58cmソフビ M
(スマド未確認)
■難易度
イージー/ノーマル/【ハード】/ハード↑/エクストラ
■サンプル使用生地の厚み
0.22~0.37mm
■用意するもの
・普通~やや薄手の生地
・薄手の生地(裏地用)
・コンシールファスナー
■手縫い可否
OK
■布に書き写すパーツリスト
①②後スカート 2枚→左右反転して各1枚ずつ
③④後脇 2枚→       〃
⑤⑥前脇 2枚→      〃
⑦⑧後身頃 2枚→     〃
⑨前スカート 1枚→そのまま1枚
⑩身頃見返し 1枚→  〃
⑪⑫袖見返し 2枚→左右反転して各1枚ずつ
⑬前身頃 1枚→そのまま1枚

合計:13枚 のパーツで構成
■型紙はこちら
https://dollyscale.booth.pm/items/1547997

■作り方説明書 PDF版
https://dollyscalephoto.hanamizake.com/PDF/No.FG068Instructions.pdf

■関連記事
https://dollyscale.blog.shinobi.jp/finishedgoods/20190829
■必要な布量参考数値

01. 型紙を貼り合わせる。※一例を挙げて説明しています。
① 型紙に割り振られている番号を確認する。
 番号は型紙の左上に記載。
 ※①~④の右図は全型紙共通で 使用しています。
 型紙の種類によって貼り合わせる 枚数、数字は違います。
 枚数、貼り合わせ数字については 各型紙をご覧ください。
② <1>の型紙に記載されている通りに 型紙を並べる。
 「青色の数字の型紙貼り合わせる」 という箇所に記載。
③ 点線に沿って、型紙が繋がる方だけカットする。
④ <5>の上部のガイドに③の下部を合わせて、表裏両方をテープで留める。

02.型紙を切り取る。
02~07の右図は全型紙共通で使用しています。

03.布を裏にして型紙を置く。
まち針で留めず、ペーパーウェイト等で型紙が動かない様にする。

04.型紙の外側をなぞって布に写す。写したら型紙は一旦避ける。
※オススメのチャコペン
・カリスマシャープペンシル
・クロバー 水性チャコペン


05.04 で写した線に沿って布を切る。


06.切り取った布に型紙をのせてまち針でとめる。
型紙と布がずれない様にするだけなので、細かくとめる必要はない。

07.“切りじつけ”をする。(①~⑧)
① しつけ糸を針に通し、糸が2本になる様にする。
 玉止めはしない。
② 紙の上から出来上がり線に針を刺していく。
 A. 型紙から刺す
 B. 布を刺す
 C. 0.3cm 程度すくうように縫う
 D. 型紙を刺す
 E. 糸をたるませつつ1.5cm 程度空けて再度型紙を刺す
A~E を繰り返す。 上側はたるませて、下側の糸はたるませない。
全ての線を写す必要はないので、細かく針を刺さな くても良い。

③ 角や合印は下側(布側)から見て+に見える ように針を刺す。
④ 側のたるませた糸を切る。
⑤ まち針を抜く。
⑥糸を抜かない様に型紙だけを抜き取る。
⑦ 長い糸は3mm 程度に切る。
 糸を抜き取らない様に注意。
⑧ しつけ糸が抜けない様に、アイロンか指で糸を 寝かせる。

08.身頃見返し、袖見返しに解れ止め液を解れ止め液を塗る。


Tips:解れ止め液の代わりに、半田ごてで布を溶かして切る方法もある。


09.前身頃のカーブに切り込みを入れる。


10.表が内側になる様に、後身頃と後脇を合わせて縫う。
前身頃と前脇も同じように縫う。
ミシンで縫い辛い場合は先に仮縫いをするか、ミシンをやめて手縫いでもOK。
以降、縫ったら余分なしつけ糸はその都度抜いていく。
反対側も同じように縫う。

11.縫ったところのしつけ糸を抜く。
しつけ糸が取り辛い時は、糸抜きや毛抜き等で抜く。
以降、縫ったら余分なしつけ糸はその都度抜いていく。

12.身頃と脇の縫い代を2枚一緒に、ロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。
家庭用ミシンの縫い目を左図にする。
布端から針が落ちない様に、少し内側を縫う。
反対側も同じように縫う。

13.縫い代を前身頃に倒して、アイロンをかける。


14.縫い代を後身頃に倒して、アイロンをかける。
反対側も同じようにアイロンをかける。


15.表が内側になる様に、前身頃と後身頃の肩を合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。


16.肩の縫い代を開いてアイロンをかける。
反対側も同じようにアイロンをかける。


17.表が内側になる様に、身頃見返しと身頃を合わせて縫う。


18.縫い代を2~3mm程度にカットする。


19.見返しをひっくり返す。


20.縁を縫う。


21.表が内側になる様に、袖見返しと身頃を合わせて縫う。


22.縫い代を2~3mm程度にカットする。


23.見返しをひっくり返す。


24.縁を縫う。


25.脇にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


26.表が内側になる様に、脇を合わせる。


27.脇を縫う。


28.脇の縫い代を開いてアイロンをかける。


29.前スカートの縁にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


30.後スカートの縁にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


31.表が内側になる様に、前スカートの脇と後スカートの脇を合わせる。
反対側も同じように縫う。


32.脇の縫い代を開いてアイロンをかける。


33.裾を折る。


34.縁を縫う。


35.プリーツを折ってアイロンを掛ける。
型紙に書いてある“山折線”“谷折り線”に従って折る。

36.スカート上部を仮縫いする。


37.表が内側になる様に、スカートと身頃を合わせて縫う。


38.ウエストの縫い代にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


39.身頃を上に倒す。


40.身頃の縁を縫う。
縫い代は身頃側に倒す。

41.脇にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


42.表が内側になる様に、後中心を合わせる。


43.身頃から開き止まりまでを4mm程度の縫い目で縫う。
仮止めなので返し縫はしない。

44.43で縫った下から裾までを普通の縫い目で縫う。
ここは解れない様に返し縫いをする。

45.縫い代を左右に開いて、アイロンをかける。


46.コンシールファスナーの上部を1cmになる様に切る。
コンシールファスナーの上部に透明の“上止”があるので、その上を1cmに切る。

47.コンシールファスナー中心と、34で開いた縫い目を合わせる。


48.仮止めをする。反対側も同じように縫う。
スカート本体は避けて、ファスナーと縫い代のみを縫う。

49.身頃から開き止まりまでの糸を切る。
開き止まりから下の糸を切らない様に注意。
リッパーを使うと切りやすい。


50.ミシンにコンシールファスナー押さえを取り付ける。
右図の様なアタッチメントも売られている。
おすすめはミシンの純正品、もしくはミシンの対応メーカー名が記載された物。
無記名のものは場合によっては、ミシンに合わない事もあるので注意。


51.スライダーを開き止まりまで下げる。


52.務歯(むし)を押さえの溝に入れて、開き止まりまで縫う。
反対側も同じ様に縫う。
スカート表から縫う。
布端が右の時は左側の溝に、布端が左の時は右側の溝に務歯を入れる。
務歯:ファスナーを開閉する為に歯の様になって連なっている部分の事。


53.ペンチで潰して動かない様にする。


54.下止の下、1cmくらいをハサミでカットする。


55.身頃から出ているファスナーを裏へ折る。


56.ファスナーと縫い代を身頃へ折る。


57.折り返したところと身頃を7mm位縫って固定する。





お疲れ様でした!

ドール服の型紙作製所 ドーリースケール