【作り方説明書】

燕尾ブラウスの型紙

     
■詳細対応サイズ
・58cmソフビ M
■難易度
イージー/ノーマル/【ハード】/ハード↑/エクストラ
■サンプル使用生地の厚み
0.23mm
■用意するもの
・普通~やや薄手の生地
・薄手の裏地
・リボン
・スナップボタン
・解れ止め液
■手縫い可否
OK
■裏地について
ローン生地など、薄手がおすすめ。
厚みがあると燕尾の角が出辛くなります。
■布に書き写すパーツリスト
①②襟 2枚→そのまま2枚
③後身頃 1枚→そのまま1枚
④⑤後脇 2枚→左右反転して2枚
⑥⑦前身頃 2枚→  〃
⑧⑨前立て 2枚→  〃
⑩⑪袖 2枚→    〃
⑫⑬カフス 2枚→そのまま2枚
⑭見返し 1枚→そのまま1枚

合計:14枚 のパーツで構成
■型紙はこちら
https://dollyscale.booth.pm/items/1841487

■作り方説明書 PDF版
https://dollyscalephoto.hanamizake.com/PDF/No.FG080Instructions.pdf

■関連記事
https://dollyscale.blog.shinobi.jp/finishedgoods/20200213
■必要な布量参考数値

01. 型紙を貼り合わせる。※一例を挙げて説明しています。
① 型紙に割り振られている番号を確認する。
 番号は型紙の左上に記載。
 ※①~⑤の右図は全型紙共通で 使用しています。
 型紙の種類によって貼り合わせる 枚数、数字は違います。
 枚数、貼り合わせ数字については 各型紙をご覧ください。
② <1>の型紙に記載されている通りに 型紙を並べる。
 「青色の数字の型紙貼り合わせる」 という箇所に記載。
③ 点線に沿って、型紙が繋がる方だけカットする。
④ <5>の上部のガイドに③の下部を合わせて、表裏両方をテープで留める。


02.型紙を切り取る。
02~07の右図は全型紙共通で使用しています。

03.布を裏にして型紙を置く。
まち針で留めず、ペーパーウェイト等で型紙が動かない様にする。

04.型紙の外側をなぞって布に写す。写したら型紙は一旦避ける。
※オススメのチャコペン
・カリスマシャープペンシル
・クロバー 水性チャコペン


05.04で写した線に沿って布を切る。


06.切り取った布に型紙をのせてまち針でとめる。
型紙と布がずれない様にするだけなので、細かくとめる必要はない。

07.“切りじつけ”をする。(①~⑧)
① しつけ糸を針に通し、糸が2本になる様にする。
 玉止めはしない。
② 紙の上から出来上がり線に針を刺していく。
 A. 型紙から刺す
 B. 布を刺す
 C. 0.3cm 程度すくうように縫う
 D. 型紙を刺す
 E. 糸をたるませつつ1.5cm 程度空けて再度型紙を刺す
A~E を繰り返す。 上側はたるませて、下側の糸はたるませない。
全ての線を写す必要はないので、細かく針を刺さな くても良い。

③ 角や合印は下側(布側)から見て+に見える ように針を刺す。
④ 側のたるませた糸を切る。
⑤ まち針を抜く。
⑥糸を抜かない様に型紙だけを抜き取る。
⑦ 長い糸は3mm 程度に切る。
 糸を抜き取らない様に注意。
⑧ しつけ糸が抜けない様に、アイロンか指で糸を 寝かせる。

08.見返しの上側に解れ止め液を塗布する。
ポリエステルなどの化繊の場合は、ヒートカッター等で溶かして切る方法もおすすめ。

09.表が内側になるように、襟を合わせて縫う。


10.縫ったところのしつけ糸を抜く。
しつけ糸が取り辛い時は、糸抜きや毛抜き等で抜く。
以降、縫ったら余分なしつけ糸はその都度抜いていく。

11.角を切り落とす。
09で縫ったところから、0.3cmくらいのところを切る。
縫い代の角を切り落としておかないと、仕上がりが悪くなる。


12.カーブに切り込みを入れる。


13.表に返して角を優しく押し出す。
布団等の太い針を使う。
ない場合は竹串やつまようじの“尖っていない方” などでも代用出来る。
あくまでも優しく内側から押して角を出す。
強く押したり、尖ったもので押したりすると貫通し 布が傷む可能性も。
反対側も同じように整える。


14.表に返してアイロンをかける。


15.襟の縁を縫う。


16.前身頃×2、後身頃、後脇×2のウエストに切り込みを入れる。


17.後身頃にリボンを仮縫いする。
リボンを付けない場合はこの工程は省く。
クロスの方向はお好みで。
リボンの代わりに穴の開いたレース等をはさんで、後でリボンを通す方法もおすすめ。

18.表が内側になるように、前身頃のダーツ部分を合わせる。
ダーツ:布を立体的にするための縫い方
反対側も同じように合わせる。

19.ダーツを縫う。
反対側も同じように縫う。


20.ダーツの縫い代にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
家庭用ミシンの縫い目を左図にする。
布端から針が落ちない様に、少し内側を縫う。
反対側も同じように縫う。

21.ダーツ縫い代を前中心側に倒してアイロンをかける。
反対側も同じようにアイロンをかける。


22.前身頃、後脇の脇部分にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
反対側も同じように縫う。


23.袖の両脇にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
反対側も同じように縫う。


24.表が内側になる様に、後身頃と後脇を合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。


25.縫い代をロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
反対側も同じように縫う。


26.後脇を開いてアイロンをかける。
縫い代は後脇に倒す。
反対側も同じようにアイロンをかける。

27.前身頃、後身頃+後脇の肩にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


28.表が内側になる様に、前身頃と後身頃の肩を合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。


29.縫い代を開いてアイロンをかける。
反対側も同じようにアイロンをかける。


30.袖のカーブに切り込みを入れる。
反対側も同じように切る。


31.表が内側になる様に、カフス×2を真ん中で折る。


32.カフス×2を両サイドを縫う。


33.カフス×2を表に返して角を優しく押し出す。


34.カフス用リボン×4の端0.5cmを折る。


35.カフス×2にリボンを付ける。
必要が無い場合は次の工程へ。


36.表が内側になる様に、袖口とカフスを合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。


37.縫い代にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
袖と身頃を一緒に縫う。
反対側も同じように縫う。

38.カフスを折る。
袖の縫い代も一緒に折る。 反対側も同じように縫う。

39.縁を縫う。
反対側も同じように縫う。


40.袖×2の破線部分に”ギャザーを寄せるミシン”を縫う。

①ミシンの上糸の糸調節を“弱”にする。
 ダイヤルの場合は0にする。
②縫い目の長さを4mm程度にする。
③縫い始めの糸は上下共に10cm以上出しておく。
 上糸と下糸の色を変えておくと、後でわかりやすい。
④布の端から2mm程度のところを縫い、縫い終わりの糸も10cm以上残して切る。
 2本目は布端から4mm程度のところを縫う。
⑤上糸の調節(①)と、縫い目の長さ(②)を元に戻す。


41.表が内側になる様に、身頃の“ギャザー止まり”を目印に袖を合わせギャザーを寄せる。
反対側も同じようにギャザーを寄せる。


42.身頃と袖の端を合わせ、41で合わせたところも含めて縫う。
反対側も同じように縫う。


43.縫い代にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
袖と身頃を一緒に縫う。
反対側も同じように縫う。 

44.表が内側になる様に、身頃を半分に折る。


45.脇を縫う。
縫い代を袖側に倒す。カフスを縫わない様に注意。
反対側も同じように縫う。

46.見返しを縫う。


47.Λ の所に切り込みを入れる。
縫ってある線から0.3cmくらい離して、切り込みを入れる。

48.縫い代を0.3cmくらいにカットする。


49.見返しをひっくり返す。


50.袖を表に返す。


51.縁を縫う。


52.前立て×2の縫い代を折って、アイロンをかける。


53.表が内側になる様に、前身頃と前立てを合わせて縫う。
前立ては、縫い代が平らな方が身頃の襟側になる。
反対側も同じように縫う。

54.前立てを折る。
反対側も同じように折る。


55.襟ぐりに切り込みを入れる。


56.表が内側になる様に、襟ぐりと襟を合わせる。
襟は前立ての1/4の場所と合わせる。

57.合わせたところを縫う。


58.縫い代にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
襟と襟ぐりを一緒に縫う。

59.前立てを真ん中で折って上を縫う。
反対側も同じように縫う。


60.前立ての下を縫う。
反対側も同じように縫う。


61.前立てをひっくり返す。
反対側も同じように返す。


62.前立ての縁を縫う。
反対側も同じように縫う。


63.襟ぐりの縁を縫う。


64.前立てに、スナップボタンと飾りボタンを付ける。





お疲れ様でした!

ドール服の型紙作製所 ドーリースケール