【作り方説明書】

ピンタックノースリーブの型紙

■詳細対応サイズ
・58cmソフビ L,LL
(スマド未確認)
■難易度
イージー/ノーマル/ハード/ハード↑/【エクストラ】
■サンプル使用生地の厚み
0.23mm
■用意するもの
・普通~やや薄手の生地
・面ファスナー
・飾りボタン
■手縫い可否
OK
■布に書き写すパーツリスト
①後身頃A 1枚→そのまま1枚
②後身頃B 1枚→  〃
③前身頃 1枚→   〃
④⑤前脇 2枚→左右反転して2枚
⑥⑦後脇 2枚→    〃
⑧⑨見返し 2枚→   〃
⑩⑪襟 表布 2枚→ 〃
⑫⑬襟 裏布 2枚→ 〃

合計:13枚 のパーツで構成
■型紙はこちら
https://dollyscale.booth.pm/items/3860345

■作り方説明書 PDF版
https://dollyscalephoto.hanamizake.com/PDF/No.FG130Instructions.pdf

■関連記事
https://dollyscale.blog.shinobi.jp/finishedgoods/20220511
■ピンタックを縫うタイミングについて
この説明書では、生地に型紙を書き写してから縫う方法になっています。
最初に縫ってから生地に型紙を書き写したい方は、
型紙に入っている線の幅等をご自身で測って頂き、
工程を入れ変えて作業を進めて下さい。
最初に縫う場合の説明は行っておりません。
■必要な布量参考数値

01. 型紙を貼り合わせる。※一例を挙げて説明しています。
① 型紙に割り振られている番号を確認する。
 番号は型紙の左上に記載。
 ※①~⑤の右図は全型紙共通で 使用しています。
 型紙の種類によって貼り合わせる 枚数、数字は違います。
 枚数、貼り合わせ数字については 各型紙をご覧ください。
② <1>の型紙に記載されている通りに 型紙を並べる。
 「青色の数字の型紙貼り合わせる」 という箇所に記載。
③ 点線に沿って、型紙が繋がる方だけカットする。
④ <5>の上部のガイドに③の下部を合わせて、表裏両方をテープで留める。

02.型紙を切り取る。
02~07の右図は全型紙共通で使用しています。

03.布を裏にして型紙を置く。
まち針で留めず、ペーパーウェイト等で型紙が動かない様にする。

04.型紙の外側をなぞって布に写す。写したら型紙は一旦避ける。
※オススメのチャコペン
・カリスマシャープペンシル
・クロバー 水性チャコペン

05.04 で写した線に沿って布を切る。
 

06.切り取った布に型紙をのせてまち針でとめる。
型紙と布がずれない様にするだけなので、細かくとめる必要はない。

07.“切りじつけ”をする。(①~⑧)
① しつけ糸を針に通し、糸が2本になる様にする。
 玉止めはしない。
② 紙の上から出来上がり線に針を刺していく。
 A. 型紙から刺す
 B. 布を刺す
 C. 0.3cm 程度すくうように縫う
 D. 型紙を刺す
 E. 糸をたるませつつ1.5cm 程度空けて再度型紙を刺す
A~E を繰り返す。 上側はたるませて、下側の糸はたるませない。
全ての線を写す必要はないので、細かく針を刺さな くても良い。

③ 角や合印は下側(布側)から見て+に見える ように針を刺す。
④ 側のたるませた糸を切る。
⑤ まち針を抜く。
⑥糸を抜かない様に型紙だけを抜き取る。
⑦ 長い糸は3mm 程度に切る。
 糸を抜き取らない様に注意。
⑧ しつけ糸が抜けない様に、アイロンか指で糸を 寝かせる。

08.前身頃の中央を”裏から見て”山折と谷折にする。


09.折ったところにアイロンをかける。


10.折ったとろこの端から1mmの場所に、表から線を引く。
出来上がり線から5mm程上から引く。


11.10で引いた線のところを縫う。


12.縫ったところのしつけ糸を抜く。
しつけ糸が取り辛い時は、糸抜きや毛抜き等で抜く。
以降、縫ったら余分なしつけ糸はその都度抜いていく。

13.裏が内側になるように、ピンタックの線を折る。


14.折ったところにアイロンをかける。


15.残りの線(5本)も全て同じように折って、アイロンをかける。

16.折ったところの端から1mmの場所に、表から線を引く。
出来上がり線から5mm程上から引く。
6本分、全て線を引く。

17.16で引いた線のところを縫う。
余分な布を巻き込まない様に注意。


18.残りの線(5本)も全て同じように縫う。


19.前身頃を広げ左側のヒダは左へ、右側のヒダは右になるようにアイロンをかける。


20.襟の出来上がり線から5mmに線を引く。


21.20で引いた線で切る。


22.前身頃の A 付近の縫い代に解れ止め液と塗布する。
出来上がり線の内側に染み込まない様に、少量ずつ塗布する。


23.前身頃の A に切り込みを入れる。
出来上がり線から1mm~1.5mmのところまで、切り込みを入れる。
出来上がり線まで切らない様に注意。

24.襟 裏布×2の身頃側をアイロンで折る。


25.表が内側になるように、襟 表布と裏布を合わせて縫う。
反対側も縫う。


26.角を切り落とす。
反対側も角を切る。


27.カーブに切り込みを入れる。


28.ひっくり返して、角とカーブを表に出して整える。
反対側も同じように整える。


29.襟×2にアイロンをかける。
反対側も同じように縫う。


30.見返し×2にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
解れ止め液でもよい。
家庭用ミシンの縫い目を左図にする。
布端から針が落ちない様に、少し内側を縫う。

31.前身頃、後身頃A、後身頃B、前脇×2、後脇×2のWに切り込みを入れる。
W:ウエスト。胴体で一番くびれたところ。


32.前身頃、後身頃A、後身頃Bの上部に切り込みを入れる。


33.前身頃、後身頃A、後身頃B、前脇×2、後脇×2、ロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


34.表が内側になる様に、後身頃Aの直線を出来上がり線で折る。


35.34で折った端から“襟付け位置”までをL の様に縫う。


36.角をカットする。
縫ったところから2mm程離れた位置で切る。


37.表に返して、角を整える。


38.裏が内側になる様に、後身頃Bの直線を出来上がり線で折る。


39.後身頃A、Bにアイロンをかける。


40.後身頃の端から5~7mmを縫う。


41.後身頃Aと脇の Wを目印に、表が内側になる様に合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。


42.縫い代を開いてアイロンをかける。
反対側も同じようにアイコンをかける。


43.前身頃と脇の W、三 を、目印に表が内側になる様に合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。
※前身頃と前脇は特に立体的な構造の為、右図は簡略化した図となっています。

44.縫い代を2枚一緒にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
反対側も同じように縫う。


45.縫い代を前身頃に倒して、アイロンをかける。
反対側も同じようにアイロンをかける。


46.前身頃と後身頃の肩を、表が内側になる様に合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。


47.縫い代を開いてアイロンをかける。
反対側も同じようにアイロンをかける。


48.表が内側になる様に、身頃と見返しを合わせて縫う。
見返しは“前”と書かれている方を前脇側にする。
反対側も同じように縫う。

49.袖のカーブに切り込みを入れる。
前身頃~前脇は2mm~3mmの狭い間隔で切る。
反対側も同じように切り込みを入れる。

50.見返しを折り返す。
反対側も同じように折り返す。


51.縁を縫う。
前身頃側は余分な布を縫いこみやすいので、ミシンの場合は低速で針が落ちる場所を確認しながら縫うか、手縫いがおすすめ。
反対側も同じように縫う。

52.表が内側になる様に、身頃を肩の線で折る。


53.袖下から裾までを縫う。 


54.脇の縫い代を両側に開いて、アイロンをかける。
反対側も同じようにアイロンをかける。


55.54の縫い代の縁を縫う。
縫い代を押さえる為の工程なので、気にならない場合は行わなくてOK。
手縫いでもOK。
反対側も同じようにアイロンをかける。

56.表に返す。


57.身頃裾をロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


58.裾を出来上がり線で内側に折る。


59.端を縫う。


60.襟ぐりに切り込みを入れる。


61.表が内側になる様に、襟ぐりと襟を合わせる。
前身頃の A と、襟の A を合わせる。
   片方ずつ縫ってもOK。
襟ぐり:襟のカーブの事。ネックライン。

62.合わせたところを縫う。
縫う時に襟を巻き込まない様に注意。


63.前身頃 A の角をカットする。
反対側も同じようにカットする。


64.襟を持ち上げて、縫い代を襟の中に入れる。


65.襟 裏布をまつり縫いでとじるか、襟の下部をミシンで縫う。


66.アイロンをかける。
 

67.面ファスナーをオス、メス各15cm×0.7cmに切る。


68.前身頃Aの表に面ファスナーを仮縫いでとめる。
 

69.前身頃Bの裏に面ファスナーを仮縫いでとめる。
 

70.仮縫いした面ファスナーの周りを、まつり縫いかミシンで縫い付ける。
 

71.前身頃中央に飾りボタンを付ける。





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