【作り方説明書】

ドレス上の型紙、ドレス下の型紙
※旧ウェディングドレス本体

■詳細対応サイズ
・40cmソフビ S
・58cmソフビ M
・58cmソフビ L寄
(スマド未確認)
■難易度
イージー/ノーマル/【ハード】/ハード↑/エクストラ
■サンプル使用生地の厚み
0.25mm
■用意するもの
・やや薄手~普通生地
・薄手の生地(裏地用)
・コンシールファスナー
■手縫い可否
OK
■注意事項
ドレス上、ドレス下の両方の型紙を使用して作製する方法で記載しています。
■布に書き写すパーツリスト
①②後スカート 2枚→左右反転して2枚
③前スカート 1枚→そのまま1枚
④前身頃 表布 1枚→  〃
⑤前身頃 裏布 1枚→  〃
⑥⑦前脇 表布 2枚→左右反転して2枚
⑧⑨前脇 裏布 2枚→   〃
⑩⑪後身頃 表布 2枚→  〃
⑫⑬後身頃 裏布 2枚→  〃

合計:13枚 のパーツで構成
■型紙はこちら
https://dollyscale.booth.pm/items/1418026

■作り方説明書 PDF版
https://dollyscalephoto.hanamizake.com/PDF/No.FG042Instructions.pdf

■関連記事
https://dollyscale.blog.shinobi.jp/finishedgoods/20181031

■必要な布量参考数値

01. 型紙を貼り合わせる。※一例を挙げて説明しています。
① 型紙に割り振られている番号を確認する。
 番号は型紙の左上に記載。
 ※①~④の右図は全型紙共通で 使用しています。
 型紙の種類によって貼り合わせる 枚数、数字は違います。
 枚数、貼り合わせ数字については 各型紙をご覧ください。
② <1>の型紙に記載されている通りに 型紙を並べる。
 「青色の数字の型紙貼り合わせる」 という箇所に記載。
③ 点線に沿って、型紙が繋がる方だけカットする。
④ <5>の上部のガイドに③の下部を合わせて、表裏両方をテープで留める。

02.型紙を切り取る。
02~07の右図は全型紙共通で使用しています。

03.布を裏にして型紙を置く。
まち針で留めず、ペーパーウェイト等で型紙が動かない様にする。

04.型紙の外側をなぞって布に写す。写したら型紙は一旦避ける。
※オススメのチャコペン
・カリスマシャープペンシル
・クロバー 水性チャコペン


05.04で写した線に沿って布を切る。


06.切り取った布に型紙をのせてまち針でとめる。
型紙と布がずれない様にするだけなので、細かくとめる必要はない。
07.“切りじつけ”をする。(①~⑧)
① しつけ糸を針に通し、糸が2本になる様にする。
 玉止めはしない。
② 紙の上から出来上がり線に針を刺していく。
 A. 型紙から刺す
 B. 布を刺す
 C. 0.3cm 程度すくうように縫う
 D. 型紙を刺す
 E. 糸をたるませつつ1.5cm 程度空けて再度型紙を刺す
A~E を繰り返す。 上側はたるませて、下側の糸はたるませない。
全ての線を写す必要はないので、細かく針を刺さな くても良い。

③ 角や合印は下側(布側)から見て+に見える ように針を刺す。
④ 上側のたるませた糸を切る。
⑤ まち針を抜く。
⑥糸を抜かない様に型紙だけを抜き取る。
⑦ 長い糸は3mm 程度に切る。
 糸を抜き取らない様に注意。
⑧ しつけ糸が抜けない様に、アイロンか指で糸を 寝かせる。

08.前身頃のカーブに切り込みを入れる。


09.前身頃と脇の W、三 を目印に表が内側になるように、前身頃と、前脇を合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。
40cm用には 三 の印は無い。


10.縫ったところのしつけ糸を抜く。
しつけ糸が取り辛い時は、糸抜きや毛抜き等で抜く。
以降、縫ったら余分なしつけ糸はその都度抜いていく。


11.縫い代を前身頃に倒して、アイロンをかける。


▲58cm用は 12 へ

▲40cm用
09で縫ったところの縫い代を3mm程度にカットする。
 反対側も同じようにカットする。


12.表が内側になるように、前脇と後を合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。


13.縫い代を開いてアイロンをかける。


14.裏布も同じように進める。


15.表が内側になるように、表布と裏布を合わせて縫う。
矢印の箇所は、メリハリが出る様に、必ず出来上がり線通りの角で縫う。
角ではなくカーブになってしまうと、出来上がりにシャープさが無くなる為注意。

16.余分な縫い代をカットする。
来上がり線から2mmくらい外側。

17.カーブに切り込みを入れる。


18.ひっくり返して、太い針の“糸を通す方” で角を優しく押し出す。
布団等の太い針を使う。
ない場合は竹串やつまようじの“尖っていない方”などでも代用出来る。
あくまでも優しく内側から押して角を出す。
強く押したり、尖ったもので押したりすると貫通し布が傷む可能性も。

19.縁を縫う。
矢印の箇所は、縫い目がカーブにならない様にしっかりと角になる様に縫い進める。

20.前後スカート端にロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。


21.表が内側になるように、前後スカートを合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。


22.縫い代を開いて、アイロンをかける。


23.スカート裾にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


24.出来上がり線で折って縫う。


25.スカートのウエストの縫い代に”ギャザーを寄せるミシン”を縫う。
①ミシンの上糸の糸調節を“弱”にする。
  ダイヤルの場合は0にする。

②縫い目の長さを4mm程度にする。
③縫い始めの糸は上下共に10cm以上出しておく。
  上糸と下糸の色を変えておくと、後でわかりやすい。

④布の端から2mm程度のところを縫い、縫い終わりの糸も10cm以上残して切る。
2本目は布端から4mm程度のところを縫う。

⑤上糸の調節(①)と、縫い目の長さ(②)を元に戻す。


26.表が内側になるように、身頃とスカートを合わせて縫う。
CFとAを目印に、均等にギャザーを寄せる。
CF:センターフロント。前の中心という意味。
待ち針は
①②布の両端からとめる。
③次に中央
④⑤最後にその間を埋める様にとめていく。

27.縫い代にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


28.身頃を上に倒す。


29.身頃の縁を縫う。
縫い代は身頃側に倒す。

30.縫い代に、ロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。


31.表が内側になる様に、後中心を合わせる。


32.身頃から開き止まりまでを4mm程度の縫い目で縫う。
仮止めなので返し縫はしない。

33.32で縫った下から裾までを普通の縫い目で縫う。
ここは解れない様に返し縫いをする。

34.縫い代を左右に開いて、アイロンをかける。


35.コンシールファスナーの上部を1cmになる様に切る。
コンシールファスナーの上部に透明の“上止”があるので、その上を1cmに切る。

36.コンシールファスナー中心と、34で開いた縫い目を合わせる。


37.仮止めをする。反対側も同じように縫う。
スカート本体は避けて、ファスナーと縫い代のみを縫う。

38.身頃から開き止まりまでの糸を切る。
開き止まりから下の糸を切らない様に注意。
リッパーを使うと切りやすい。

39.ミシンにコンシールファスナー押さえを取り付ける。
右図の様なアタッチメントも売られている。
おすすめはミシンの純正品、もしくはミシンの対応メーカー名が記載された物。
無記名のものは場合によっては、ミシンに合わない事もあるので注意。

40.スライダーを開き止まりまで下げる。


41.務歯(むし)を押さえの溝に入れて、開き止まりまで縫う。
反対側も同じ様に縫う。
スカート表から縫う。
布端が右の時は左側の溝に、布端が左の時は右側の溝に務歯を入れる。
務歯:ファスナーを開閉する為に、歯の様になって連なっている部分の事。

42.コンシールファスナー押さえを、普通の押さえに戻す。

43.下止の金具を、開き止まりの1cmくらい下に移動して、ペンチで潰して動かない様にする。


44.下止の下、1cmくらいをハサミでカットする。


45.身頃から出ているファスナーを裏へ折る。


46.ファスナーと縫い代を身頃へ折る。


47.折り返したところと身頃を7mm位縫って固定する。




お疲れ様でした!

ドール服の型紙作製所 ドーリースケール