【作り方説明書】

羽織の型紙

■詳細対応サイズ
・40cmソフビ
・50cmソフビ
・58cmソフビ
■難易度
イージー/【ノーマル】/ハード/ハード↑/エクストラ
■サンプル使用生地の厚み
0.4mm
■用意するもの
・普通~やや薄手の生地
■手縫い可否
OK
■紐付け位置について
紐を付けるかはお好みでOK。
紐ではなくループに変更し、
取り外し可能なアクセサリーを付けると組み合わせを変えられておすすめ。
■布に書き写すパーツリスト
①②身頃 2枚→左右反転して2枚
③④袖 2枚→   〃
⑤衿 1枚→そのまま1枚
⑥⑦まち 2枚→ 〃

合計:7枚 のパーツで構成
■型紙はこちら
https://dollyscale.booth.pm/items/2217372

■作り方説明書 PDF版
https://dollyscalephoto.hanamizake.com/PDF/No.FG098Instructions.pdf

■関連記事
https://dollyscale.blog.shinobi.jp/finishedgoods/20200715
■必要な布量参考数値

01. 型紙を貼り合わせる。※一例を挙げて説明しています。
① 型紙に割り振られている番号を確認する。
 番号は型紙の左上に記載。
 ※①~⑤の右図は全型紙共通で 使用しています。
 型紙の種類によって貼り合わせる 枚数、数字は違います。
 枚数、貼り合わせ数字については 各型紙をご覧ください。
② <1>の型紙に記載されている通りに 型紙を並べる。
 「青色の数字の型紙貼り合わせる」 という箇所に記載。
③ 点線に沿って、型紙が繋がる方だけカットする。
④ <5>の上部のガイドに③の下部を 合わせて、表裏両方をテープで留める。


02.型紙を切り取る。
02~07の右図は全型紙共通で使用しています。

03.布を裏にして型紙を置く。
まち針で留めず、ペーパーウェイト等で型紙が動かない様にする。

04.型紙の外側をなぞって布に写す。写したら型紙は一旦避ける。
※オススメのチャコペン
・カリスマシャープペンシル
・クロバー 水性チャコペン


05.04 で写した線に沿って布を切る。


06.切り取った布に型紙をのせてまち針でとめる。
型紙と布がずれない様にするだけなので、細かくとめる必要はない。

07.“切りじつけ”をする。(①~⑧)
① しつけ糸を針に通し、糸が2本になる様にする。
 玉止めはしない。
② 紙の上から出来上がり線に針を刺していく。
 A. 型紙から刺す
 B. 布を刺す
 C. 0.3cm 程度すくうように縫う
 D. 型紙を刺す
 E. 糸をたるませつつ1.5cm 程度空けて再度型紙を刺す
A~E を繰り返す。 上側はたるませて、下側の糸はたるませない。
全ての線を写す必要はないので、細かく針を刺さな くても良い。

③ 角や合印は下側(布側)から見て+に見える ように針を刺す。
④ 側のたるませた糸を切る。
⑤ まち針を抜く。
⑥ 糸を抜かない様に型紙だけを抜き取る。
⑦ 長い糸は3mm 程度に切る。
糸を抜き取らない様に注意。
⑧ しつけ糸が抜けない様に、アイロンか指で糸を 寝かせる。

08.袖×2のカーブに切り込みを入れる。
反対側も同じように切る。


09.身頃の背中側と袖側に、ロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。
家庭用ミシンの縫い目を左図にする。
布端から針が落ちない様に、少し内側を縫う。

10.袖×2にロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。
反対側も同じように縫う。


11.まち×2にロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。
細い方が上側。下側は縫わない。

12.身頃の背中を、表が内側になる様に合わせて縫う。


13.縫ったところのしつけ糸を抜く。
しつけ糸が取り辛い時は、糸抜きや毛抜き等で抜く。
以降、縫ったら余分なしつけ糸はその都度抜いていく。

14.背中の縫い代を開いて、アイロンをかける。


15.まち×2の上側を出来上がり線で折る。


16.まち×2の縁を縫う。


17.身頃とまちを、表が内側になる様に合わせて縫う。
まちは細い方が上。
裾は出来上がり線から0.3cmまで縫う。
反対側も同じように縫う。

18.袖口側の縫い代を出来上がり線で折って、アイロンをかける。
反対側も同じように縫う。


19.身頃と袖を、表が内側になる様に合わせて縫う。
身頃のSP と袖のSP が目印。
SP:ショルダーポイント。肩の頂点。
袖はカーブしてない方が、身頃側になる。
“身八つ口の開き”と書かれているところは縫わない。
身八つ口:身頃の脇の下の開き。女性、子供用にしかない着物の特徴。

20.身頃の肩と、袖の肩、まちの縫い代全体にアイロンをかける。
反対側も同じように縫う。

21.表が内側になる様に、身頃を肩線(SP)で半分に折る。


22.袖口下の開き止まりから、身頃側までを縫う。
まちは避ける。
反対側も同じように縫う。

23.身頃 後の脇とまちを縫う。
袖を縫わない様に注意。
反対側も同じように縫う。

24.まちの縫い代を開いてアイロンをかける。
反対側も同じようにアイロンをかける。


25.表に返す。

26.裾に、ロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。


27.裾を出来上がり線で折る。


28.縁を縫う。


29.衿の縫い代を折って、アイロンをかける。

30.衿のカーブに切り込みを入れる。


31.表が内側になる様に、身頃と衿を合わせて縫う。
BNP:バックネックポイント。
後身頃にある首回りの後中心点。
衿の縫い代は縫わない。

32.衿を上に折る。


33.衿の両端を、中心線で折る。


34.縫い代を上に折って縫う。
反対側も同じように縫う。


35.衿を表に返して、太い針の糸を通す方で角を優しく押し出す。
布団等の太い針を使う。
ない場合は竹串やつまようじの“尖っていない方”などでも代用出来る。
あくまでも優しく内側から押して角を出す。
強く押したり、尖ったもので押したりすると貫通し布が傷む可能性も。

36.衿の縁を縫う。


37.袖の振り部分の縫い代を整える。
袖の振り:画像の赤丸で囲った部分の事。
反対側も同じように整える。

38.袖の振りの開きと、まちの一部を縫う。
反対側も同じように縫う。


39.袖口を”星止め”で縫う。
① 2枚目(縫い代)から針を刺す。
② 1枚目(表布)に針を出す。
③ 1mm程戻って針を刺す。
④ 2枚目に針を刺し、6mm程進む。
⑤ 2枚目に針を刺す。
⑥ ①~⑤を繰り返す。
針は布に対して垂直に刺すと、終盤で布の長さが違う等のトラブルが起き辛い。





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