【作り方説明書】

ボタンパーカーセットの型紙

■詳細対応サイズ
・58cmソフビ M,L
(スマド未確認)
■難易度
イージー/【ノーマル】/ハード/ハード↑/エクストラ
■サンプル使用生地の厚み
1.44mm
■用意するもの
・ニット等のストレッチ性のある布
・ニット用の糸
・ニット用の針
・スナップボタン
・飾りボタン
■手縫い可否
OK
■注意事項
布の伸び具合よっては、着せられない場合があります。
伸びない布を使うと、どのサイズでも着用不可になりますのでご注意ください。
■布に書き写すパーツリスト
・パーカー
①②袖 2枚→左右反転して2枚
③後身頃 1枚→そのまま1枚
④見返し 1枚→   〃
⑤⑥カフス 2枚→そのまま2枚
⑦⑧前身頃 2枚→左右反転して2枚
⑨裾 1枚→     〃
⑩⑪フード 表布→    〃
⑫⑬    裏布→    〃

合計:13枚 のパーツで構成

・ゴムパンツ
① ①②ゴムパンツ→左右反転して2枚
② ③ゴムパンツ見返し→そのまま1枚

③ 合計:3枚 のパーツで構成
■型紙はこちら
https://dollyscale.booth.pm/items/2876958

■作り方説明書 PDF版
https://dollyscalephoto.hanamizake.com/PDF/No.FG121Instructions.pdf

■関連記事
https://dollyscale.blog.shinobi.jp/finishedgoods/20210408

■必要な布量参考数値

01. 型紙を貼り合わせる。※一例を挙げて説明しています。
① 型紙に割り振られている番号を確認する。
 番号は型紙の左上に記載。
 ※①~④の右図は全型紙共通で 使用しています。
 型紙の種類によって貼り合わせる 枚数、数字は違います。
 枚数、貼り合わせ数字については 各型紙をご覧ください。
② <1>の型紙に記載されている通りに 型紙を並べる。
 「青色の数字の型紙貼り合わせる」 という箇所に記載。
③ 点線に沿って、型紙が繋がる方だけカットする。
④ <5>の上部のガイドに③の下部を合わせて、表裏両方をテープで留める。

02.型紙を切り取る。
02~07の右図は全型紙共通で使用しています。

03.布を裏にして型紙を置く。
まち針で留めず、ペーパーウェイト等で型紙が動かない様にする。

04.型紙の外側をなぞって布に写す。写したら型紙は一旦避ける。
※オススメのチャコペン
・カリスマシャープペンシル
・クロバー 水性チャコペン


05.04で写した線に沿って布を切る。


06.切り取った布に型紙をのせてまち針でとめる。
解れ難い生地の場合は、この工程を飛ばしてOK。
型紙と布がずれない様にするだけなので、細かくとめる必要はない。
07.“切りじつけ”をする。(①~⑧)
① しつけ糸を針に通し、糸が2本になる様にする。
 玉止めはしない。
② 紙の上から出来上がり線に針を刺していく。
 A. 型紙から刺す
 B. 布を刺す
 C. 0.3cm 程度すくうように縫う
 D. 型紙を刺す
 E. 糸をたるませつつ1.5cm 程度空けて再度型紙を刺す
A~E を繰り返す。 上側はたるませて、下側の糸はたるませない。
全ての線を写す必要はないので、細かく針を刺さな くても良い。

③ 角や合印は下側(布側)から見て+に見える ように針を刺す。
④ 上側のたるませた糸を切る。
⑤ まち針を抜く。
⑥糸を抜かない様に型紙だけを抜き取る。
⑦ 長い糸は3mm 程度に切る。
 糸を抜き取らない様に注意。
⑧ しつけ糸が抜けない様に、アイロンか指で糸を 寝かせる。

08.ミシンの針と糸をニット用に替える。


【パーカー】
09.裏が内側になる様に、カフス×2を折る。


10.カフス×2の縁を仮縫いする。


11.表が内側になる様に、カフスと袖口を合わせて縫う。
家庭用ミシンの縫い目を左図にする。
反対側も同じように縫う。

12.縫ったところのしつけ糸を抜く。
しつけ糸が取り辛い時は、糸抜きや毛抜き等で抜く。
以降、縫ったら余分なしつけ糸はその都度抜いていく。


13.袖とカフスの縫い代にロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。
家庭用ミシンの縫い目を左図にする。
布端から針が落ちない様に、少し内側を縫う。
反対側も同じように縫う。

14.カフス×2を折り返す。


15.前身頃×2と後身頃の肩の縫い代に、ロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。


16.表が内側になる様に、フードのカーブ側を合わせて縫う。


17.フード裏布も同じように縫う。

18.16-17で縫った箇所とSNPの間に切り込みを入れる。
SNP: サイドネックポイント。襟ぐりの肩の場所。


19.余分な縫い代をカットする。
出来上がり線から2mmくらい外側。
表布、裏布両方行う。


Tips.直線の方が前側になる。
カーブがある方は身頃側になる為、間違えないように注意。


20.表から見て前を上にして 左 に縫い代を倒し、アイロンをかける。


21.表が内側になる様に、表布と裏布フードの前側を合わせて縫う。


22.表に返し、表布と裏布を合わせる。


23.前側の縁を縫う。


24.表が内側になる様に、前身頃と後身頃の肩を合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。
 

25.縫い代を開いて、アイロンをかける。
 

26.襟のカーブに切り込みを入れる。
 

27.袖のカーブに切り込みを入れる。


28.表が内側になる様に、身頃と袖の SPを目印に合わせて縫う。
SP:ショルダーポイント。肩の頂点。
ミシンで縫い辛い場合は先に仮縫いをするか、手縫いでもOK。



29.縫い代にロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。


30.28で縫った縫い代を袖側に倒して、アイロンをかける。


31.フードの SNP を書かれている側を2枚一緒に仮縫いする。
この工程は飛ばすことも出来るが、表と裏のフードの縫い代を固定する事で次の工程が楽になる。
仮縫い時は、出来上がり線より少し縫い代側を縫う。



32.表が内側になる様に、身頃とフードを合わせて仮縫いする。
31同様、出来上がり線より縫い代側を縫う。
身頃の ☆ 箇所にフードの先端を合わせる。



33.見返しにロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


34.カーブに切り込みを入れる。
26と大体同じ位置を切る。


35.表が内側になる様に、身頃と見返しを合わせて縫う。


36.☆ の部分に切り込みを入れる。


37.見返しを折り返す。


38.身頃の縁を縫う。
フード本体を縫わない様に避けて縫う。


39.表が内側になるように、左右の袖の真ん中で折る。


40.袖口から裾までを縫う。
反対側も同じように縫う。


41.脇の縫い代をロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。
反対側も同じように縫う。


42.裾パーツを折って、仮縫いをする。


43.裾パーツの縁を仮縫いする。


44.表が内側になる様に、裾パーツと身頃を合わせて縫う。
脇の縫い代は後身頃側に倒す。


45.縫い代をロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
裾、身頃を一緒に縫う。


46.裾パーツを下に折り返す。


47.裾の縫い代を身頃側に倒す。


48.裾の縫い代を後身頃に縫い付ける。
反対側も同じように縫う。


49.前身頃の開きにロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
反対側も同じように縫う。


50.前身頃の開きを出来上がり線で折る。
反対側も同じように折る。


51.縁から7mmくらいの場所を縫う。


52.スナップボタンを付ける。

53.飾りボタンを付ける。

------------以上でパーカーは終了です。------------

【ゴムパンツ】
54.ゴムパンツ×2の裾にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


55.ゴムパンツ×2の裾を折る。


56.ゴムパンツ×2の縁を縫う。


57.表が内側になる様に、ゴムパンツを合わせ、後ろ側を縫う。


58.後ろ側の縫い代をロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。


59.表から見て 左 に縫い代を倒し、アイロンをかける。


60.表が内側になる様にゴムパンツを合わせ、前側を縫う。


61.前側の縫い代をロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。


62.表から見て 左 に縫い代を倒し、アイロンをかける。

63.表が内側になる様に、股下を合わせて縫う。


64.ロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。
2枚一緒に縫う。


65.表にして股下にアイロンをかける。


66.ゴムパンツ見返しにロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


67.表が内側になる様に見返しを半分に折り、端を縫う。
両端から0.7cm程度を縫う。中央は縫わない。


68.縫い代を開いてアイロンをかける。


69.表が内側になる様に、ゴムパンツ見返しと身頃を合わせて縫う。


70.見返しを折り返す。


71.見返しを内側へ折る。


72.縁から1cm程度の場所を縫う。


73.ゴム通しパーツの穴にゴムを通す。
・ゴムの長さ
58cm:17cm(縫い合わせ部分を含む)
市販のゴム通しが通らない場合は、安全ピンでも代用可能。
反対側に最初にクリップ等をはさんでおく。


74.ゴムの先端が出て来たら、両端を重ねて縫う。
ゴムが細いので手縫いがおすすめ。
縫い方が弱いと、ゴムを伸ばした時に解けてしまうので注意。


75.ゴムを穴に戻し、全体のギャザーの寄り具合を整える。




お疲れ様でした!

ドール服の型紙作製所 ドーリースケール