【作り方説明書】

立矢結び帯の型紙

■詳細対応サイズ
・45cmソフビ
■難易度
【イージー】/ノーマル/ハード/ハード↑/エクストラ
■サンプル使用生地の厚み
0.37mm
■用意するもの
・普通~やや厚手の生地
・接着芯
・帯締め用の紐2本
・面ファスナー
■手縫い可否
OK
■布に書き写すパーツリスト
①リボン上 1枚→そのまま1枚
②帯本体 1枚→   〃
③帯揚げ 1枚→   〃
④中心パーツ 1枚→ 〃
⑤リボン下 1枚→  〃
⑥リボン中 1枚→  〃

合計:6枚 のパーツで構成
■型紙はこちら
https://dollyscale.booth.pm/items/3166376

■作り方説明書 PDF版
https://dollyscalephoto.hanamizake.com/PDF/No.FG125Instructions.pdf

■関連記事
https://dollyscale.blog.shinobi.jp/finishedgoods/20210802
■必要な布量参考数値


01. 型紙を貼り合わせる。※一例を挙げて説明しています。
① 型紙に割り振られている番号を確認する。
 番号は型紙の左上に記載。
 ※①~⑤の右図は全型紙共通で 使用しています。
 型紙の種類によって貼り合わせる 枚数、数字は違います。
 枚数、貼り合わせ数字については 各型紙をご覧ください。
② <1>の型紙に記載されている通りに 型紙を並べる。
 「青色の数字の型紙貼り合わせる」 という箇所に記載。
③ 点線に沿って、型紙が繋がる方だけカットする。
④ <5>の上部のガイドに③の下部を 合わせて、表裏両方をテープで留める。


02.型紙を切り取る。
02~07の右図は全型紙共通で使用しています。

03.布を裏にして型紙を置く。
まち針で留めず、ペーパーウェイト等で型紙が動かない様にする。

04.型紙の外側をなぞって布に写す。写したら型紙は一旦避ける。
※オススメのチャコペン
・カリスマシャープペンシル
・クロバー 水性チャコペン


05.04 で写した線に沿って布を切る。


06.切り取った布に型紙をのせてまち針でとめる。
型紙と布がずれない様にするだけなので、細かくとめる必要はない。


07.“切りじつけ”をする。(①~⑧)
① しつけ糸を針に通し、糸が2本になる様にする。
 玉止めはしない。
② 紙の上から出来上がり線に針を刺していく。
 A. 型紙から刺す
 B. 布を刺す
 C. 0.3cm 程度すくうように縫う
 D. 型紙を刺す
 E. 糸をたるませつつ1.5cm 程度空けて再度型紙を刺す
A~E を繰り返す。 上側はたるませて、下側の糸はたるませない。
全ての線を写す必要はないので、細かく針を刺さな くても良い。

③ 角や合印は下側(布側)から見て+に見える ように針を刺す。
④ 側のたるませた糸を切る。
⑤ まち針を抜く。
⑥糸を抜かない様に型紙だけを抜き取る。
⑦ 長い糸は3mm 程度に切る。
 糸を抜き取らない様に注意。
⑧ しつけ糸が抜けない様に、アイロンか指で糸を 寝かせる。

08.帯締めを結ぶ。
① 帯締め用の紐2本の両端を、動かない様に重り等で固定する。
紐が動かなければ良いので、重りはなんでもOK。
② 左の紐が下、右の紐が上になる様に結ぶ。
③ 上の紐を下へ折り返し、中心を押さえる。
④ 下の紐を、上の紐の輪に通す。
 ③で押さえた中心はそのまま動かさない。
⑤ 紐の両端を引き、形を整える。

09.帯本体に接着芯を貼る。
アイロンをスライドさせず、上から押しあてる様にする。
厚手の生地(人間用の帯など)の場合は、接着芯は不要な事もある。
使用生地が薄い場合は、リボン上、リボン中、リボン下、中央パーツにも接着芯を貼る。

10.帯締めを帯本体に固定する。


11.表が内側になる様に帯本体を折る。


12.開き止まりまで縫う。


13.縫ったところのしつけ糸を抜く。
しつけ糸が取り辛い時は、糸抜きや毛抜き等で抜く。
以降、縫ったら余分なしつけ糸はその都度抜いていく。

14.角をカットする。
反対側も同じようにカットする。


15.表に返して、太い針の”糸を通す方”で角を優しく押し出す。
反対側も同じように整える。


16.開きを“はしごかがり”でとじる。
① 布の裏側から針を刺す。
② 反対側に針を刺し、布を4mm程すくう。
③ ②ですくった先から針を出す。
④ 反対側に針を刺す。
⑤ ①~④を繰り返す。
針は布に対して垂直に刺すと、終盤で布の長さが違う等のトラブルが起き辛い。


17.アイロンを掛ける。


18.面ファスナーをしつけ糸で仮縫いする。

19.面ファスナーの周りをまつり縫いで付ける。


20.表が内側になる様にリボン上、リボン中を中心で折る。


21.リボン上、リボン中をL字に縫う。


22.リボン上、リボン中を表に返す。


23.リボン上、リボン中にアイロンをかける。


24.表が内側になる様にリボン下を中心で折る。


25.リボン下を開き止まりまで縫う。


26.リボン下の角をカットする。

27.リボン下を表に返す。

28.開きを“はしごかがり”でとじる。


29.リボン下にアイロンをかける。


30.リボン上、リボン中の ☆ にロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。
家庭用ミシンの縫い目を左図にする。
布端から針が落ちない様に、少し内側を縫う。

31.リボン下を山折、谷折線で折る。


32.ヒダをしつけ糸で仮縫いする。


33.中心を縫う。


34.リボン上、リボン中を山折、谷折線で折る。
☆を左側にする。

35.上の右角を少し左上に動かす。
一番上の1枚のみを動かす。

36.ヒダを縫う。


37.リボン下中心にリボン中を合わせる。
リボン中の位置は、お好みでOK。

38.しつけ糸で仮縫いする。


39.リボン下中心にリボン上を合わせる。


40.リボン上、リボン中、リボン下を一緒に縫う。


41.中央パーツの周囲に、ロックミシンか家庭用ミシンのジグザグで縫う。


  42.両サイドを折る。


  43.アイロンをかける。


  44.中央パーツをリボンに巻く。
上側を少し長めにする。
上側の端を中に折り込む。

45.折った部分を縫い留める。


46.帯本体に立矢結びを縫い付ける。
立矢結びは、帯本体に対し、左から右へ下がったデザインが特徴です。
立矢結びとして作製する場合は、斜めにすることをおすすめします。

中央パーツから、帯本体が出過ぎない様にするとバランスが良くなります。

47.リボン下のしつけ糸を取る。


48.リボン上、リボン中、リボン下の形を整える。


49.帯揚げを表が内側になる様に折り、出来上がり線を縫う。


50.縫い代を半分までカットする。


51.片方の端を2~3mmの間隔で、並縫いをして最後に糸を引っ張る。
並縫い:基本的な手縫いの縫い方。
表と裏両方とも同じ目の間隔で縫う。

52.縫ったところを凹ませて、菜箸や竹串の背などで表に返す。
ループ返しやループターナーという、ひっくり返す道具も売っているのでそちらもおすすめ。

53.残りの端を一周、並縫いをする。
糸は切らない。

54.縫い代を内側に折ってから、糸を引っ張って玉止めをする。







お疲れ様でした!

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