【作り方説明書】

丸襟後開きブラウスの型紙

■詳細対応サイズ
・40cmソフビ
■難易度
イージー/ノーマル/【ハード】/ハード↑/エクストラ
■サンプル使用生地の厚み
0.23mm
■用意するもの
・普通~やや薄手の生地
・面ファスナー
・飾りボタン
・3mm程度の平ゴム
■手縫い可否
NG
※袖口にゴムを縫い付けない場合は手縫いOK
■布に書き写すパーツリスト
①前身頃 1枚→そのまま1枚
②後身頃A 1枚→   〃
③後身頃B 1枚→   〃
④前見返し 1枚→  〃
⑤襟A 表布 1枚→ 〃
⑥襟B 表布 1枚→  〃
⑦襟A 裏布 1枚→左右反転して1枚
⑧襟B 裏布 1枚→    〃
⑨⑩後見返し 2枚→左右反転して2枚
⑪⑫袖 2枚→      〃

合計:12枚 のパーツで構成
■型紙はこちら
https://dollyscale.booth.pm/items/5162158

■作り方説明書 PDF版
https://dollyscalephoto.hanamizake.com/PDF/No.FG152Instructions.pdf

■関連記事
https://dollyscale.blog.shinobi.jp/finishedgoods/20231024

■必要な布量参考数値

01. 型紙を貼り合わせる。※一例を挙げて説明しています。
① 型紙に割り振られている番号を確認する。
 番号は型紙の左上に記載。
 ※①~⑤の右図は全型紙共通で 使用しています。
 型紙の種類によって貼り合わせる 枚数、数字は違います。
 枚数、貼り合わせ数字については 各型紙をご覧ください。
② <1>の型紙に記載されている通りに 型紙を並べる。
 「青色の数字の型紙貼り合わせる」 という箇所に記載。
③ 点線に沿って、型紙が繋がる方だけカットする。
④ <5>の上部のガイドに③の下部を 合わせて、表裏両方をテープで留める。


02.型紙を切り取る。
02~07の右図は全型紙共通で使用しています。

03.布を裏にして型紙を置く。
まち針で留めず、ペーパーウェイト等で型紙が動かない様にする。

04.型紙の外側をなぞって布に写す。写したら型紙は一旦避ける。
※オススメのチャコペン
・カリスマシャープペンシル
・クロバー 水性チャコペン


05.04 で写した線に沿って布を切る。
 

06.切り取った布に型紙をのせてまち針でとめる。
型紙と布がずれない様にするだけなので、細かくとめる必要はない。

07.“切りじつけ”をする。(①~⑧)
① しつけ糸を針に通し、糸が2本になる様にする。
 玉止めはしない。
② 紙の上から出来上がり線に針を刺していく。
 A. 型紙から刺す
 B. 布を刺す
 C. 0.3cm 程度すくうように縫う
 D. 型紙を刺す
 E. 糸をたるませつつ1.5cm 程度空けて再度型紙を刺す
A~E を繰り返す。 上側はたるませて、下側の糸はたるませない。
全ての線を写す必要はないので、細かく針を刺さな くても良い。

③ 角や合印は下側(布側)から見て+に見える ように針を刺す。
④ 側のたるませた糸を切る。
⑤ まち針を抜く。
糸を抜かない様に型紙だけを抜き取る。
⑦ 長い糸は3mm 程度に切る。
 糸を抜き取らない様に注意。
⑧ しつけ糸が抜けない様に、アイロンか指で糸を 寝かせる。


08.前身頃の中央を”裏から見て”山折と谷折にする。


09.折ったところにアイロンをかける。


10.09でアイロンをかけた縁を縫う。


11.10 で止めたところを縫う。
縫ったところのしつけ糸を抜く。
しつけ糸が取り辛い時は、糸抜きや毛抜き等で抜く。
以降、縫ったら余分なしつけ糸はその都度抜いていく。


12.前身頃、後身頃A,Bのダーツを縫う。
ダーツ:布を三角形に細く折って、縫った部分

  表が内側になる様に、ダーツの中心で折る。
     
  斜めになっている線を縫う。
  
  縫ったところを中心に開く。
     
  前身頃の反対側、後身頃A,Bも同じように縫う。

13.ダーツは中央へ倒してアイロンをかける。


14.表が内側になるように、襟A 表布と裏布を合わせて縫う。
☆側だけを縫う。
襟Bも同じように縫う。


15.縫い代を3mm程度にカットする。
☆側だけをカットする。
襟Bも同じようにカットする。


16.ひっくり返して、角とカーブを整える。
襟Bも同じように整える。


17.襟A,Bにアイロンをかける。


18.前見返し、後見返し×2にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
解れ止め液でもよい。
家庭用ミシンの縫い目を左図にする。
布端から針が落ちない様に、少し内側を縫う。


19.前身頃、後身頃A、後身頃BのWに切り込みを入れる。
W:ウエスト。胴体で一番くびれたところ。


20.前身頃、後身頃A,B、袖×2にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


21.表が内側になるように、前身頃と後身頃Aの 肩 を合わせて縫う。
後身頃Bも同じように縫う。


22.縫い代を開いてアイロンをかける。
反対側も同じようにアイロンをかける。


23.身頃 表 に襟 表 を合わせて仮縫いする。
前中心に襟をしっかりと合わせると、出来上がりが綺麗になる。
後身頃 後中心の出来上がり線に襟の端が合うようにする。
縫う前に、身頃の上に襟を置き、長さを確認する。


24.裾を折り返す。
表が内側になるように、前見返しと後見返しを合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。


25.縫い代を開いてアイロンをかける。
反対側も同じようにアイロンをかける。


26.表が内側になるように、23の身頃と見返しを合わせて縫う。


27.襟のカーブに切り込みを入れる。


28.見返しを折り返す。


29.襟を持ち上げ、内側に移動する。


30.縁を縫う。
襟を巻き込まない様に注意。


31.袖口を折る。
反対側も同じように折る。


32.縁を縫う。
反対側も同じように縫う。


33.袖山の ギャザー止まり の間にギャザーを寄せる。
反対側も同じようにギャザーを寄せる。

  ①ミシンの上糸の糸調節を“弱”にする。
  ダイヤルの場合は0にする。
    
  ②縫い目の長さを4mm程度にする。
    
  ③縫い始めの糸は上下共に10cm以上出しておく。
  上糸と下糸の色を変えておくと、後でわかりやすい。
    
  ④布の端から2mm程度のところを縫い、縫い終わりの糸も10cm以上残して切る。
  2本目は布端から4mm程度のところを縫う。
    
  ⑤上糸の調節(①)と、縫い目の長さ(②)を元に戻す。

34.袖ぐりに切り込みを入れる。
袖ぐり:袖を付ける為の身頃側のカーブ
反対側も同じように切り込みを入れる。


・袖口にゴムを入れない場合は 39 へ
※ゴムを入れない場合は、簡易的な姫袖風になります。


別の方法で袖口にギャザーを寄せる場合は TIPS(最終ページ) へ

35.平ゴムを必要なサイズに切って、端から5cmのところに印を入れる。
40cmソフビ→10.2cm


36.袖口の ギャザーを寄せる に平ゴムの端の片方合わせて縫う。


37.ゴムを伸ばしながら縫いつける。
“5cm”の部分は縫う際に”持ち手”として使う。
縫い進めるとゴムの力で丸まって来て縫い辛くなる為、大き目のクリップ等で縫い代を挟んで、軽く重りを付けると良い。
※画像は生地下にセロファンを挟んでいますが、伸びない生地の場合は無くても縫えます。
反対側も同じように縫う。


38.余分なゴムを切り落とす。


39.表が内側になる様に、袖と袖ぐりを合わせて縫う。
反対側も同じように縫う。


40.縫い代にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。
袖と身頃を一緒に縫う。
反対側も同じように縫う。


41.表が内側になる様に、半分に折る。


42.袖口から裾までを縫う。
縫い代を袖側に倒す。


43.表に返す。

44.身頃裾にロックミシンか、家庭用ミシンのジグザグで縫う。


45.裾を内側に折って、端を縫う。


46.端を縫う。


47.後身頃 A の縫い代を折る。


48.面ファスナーをオス、メス各10.5cm×0.7cmに切る。

49.後身頃 A の裏に面ファスナーを仮縫いでとめる。
襟を巻き込まない様に注意。


50.後身頃 B の表に面ファスナーを仮縫いでとめる。
襟を巻き込まない様に注意。


51.仮縫いした面ファスナーの周りを、まつり縫いかミシンで縫い付ける。


52.前身頃中央に飾りボタンを付ける。

TIPS:別の方法で袖口にギャザーを寄せる
   [ 案1 ]梯子レース+リボン
   リボンは先に端を縫い付けても、脇を縫った後で梯子レースに通しても良い。
   

   [ 案2 ]ゴム通しパーツを作る
   裏から縫い付けゴムを通す。
   




お疲れ様でした!

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