【作り方説明書】

バニーセットの型紙

■詳細対応サイズ
・58cmソフビ(スマド未確認)
・9インチ
■難易度
イージー/ノーマル/【ハード】/ハード↑/エクストラ
■サンプル使用生地の厚み
0.25mm
■用意するもの
・やや薄手~普通生地
・接着芯
・スナップボタン
・飾りボタン
・接着インサイドベルト ハードタイプ(0.6cm幅を確保出来るもの)
・0.7cm程度の形状保持テープ ハードタイプ
・0.12-0.16cm程度の針金

[ 0.16cm前後の針金の種類について ]
・アルミ:柔らかく、扱いやすいがカチューシャ装着時の保持力は×。
・スチール:0.16cm以上は固すぎて、扱いが大変。保持力は○。
洗濯後にスチールのサビの様なものが生地に色移りする可能性有。
・ステンレス:スチール以上に固い。0.12cm以上は切断が大変なのでおすすめしない。保持力は0.12cmでも○。
■手縫い可否
OK
■布に書き写すパーツリスト
[ シャツ襟チョーカー ]
①②襟 2枚→そのまま2枚
③④台襟 2枚→  〃
⑤リボン 1枚→そのまま1枚
⑥リボン中心 1枚→ 〃
⑦襟接着芯 1枚→  〃
⑧台襟接着芯 1枚→ 〃
合計:8枚 のパーツで構成


[ カフス ]
①②③④カフス 4枚→そのまま4枚
⑤⑥カフス接着芯 2枚→そのまま2枚

合計:6枚 のパーツで構成


[ うさ耳カチューシャ ]
①②③④耳 4枚→そのまま4枚
⑤カチューシャ本体→そのまま1枚
⑥⑦耳接着芯 2枚→そのまま2枚
⑧カチューシャ本体接着芯 1枚→そのまま1枚

合計:8枚 のパーツで構成
■型紙はこちら
https://dollyscale.booth.pm/items/5732592

■作り方説明書 PDF版
https://dollyscalephoto.hanamizake.com/PDF/No.FG161Instructions.pdf

■関連記事
https://dollyscale.blog.shinobi.jp/finishedgoods/20240511
■必要な布量参考数値

01. 型紙を貼り合わせる。※一例を挙げて説明しています。
① 型紙に割り振られている番号を確認する。
 番号は型紙の左上に記載。
 ※①~④の右図は全型紙共通で 使用しています。
 型紙の種類によって貼り合わせる 枚数、数字は違います。
 枚数、貼り合わせ数字については 各型紙をご覧ください。
② <1>の型紙に記載されている通りに 型紙を並べる。
 「青色の数字の型紙貼り合わせる」 という箇所に記載。
③ 点線に沿って、型紙が繋がる方だけカットする。
④ <5>の上部のガイドに③の下部を合わせて、表裏両方をテープで留める。

02.型紙を切り取る。
02~07の右図は全型紙共通で使用しています。

03.布を裏にして型紙を置く。
まち針で留めず、ペーパーウェイト等で型紙が動かない様にする。

04.型紙の外側をなぞって布に写す。写したら型紙は一旦避ける。
※オススメのチャコペン
・カリスマシャープペンシル
・クロバー 水性チャコペン


05.04で写した線に沿って布を切る。


06.切り取った布に型紙をのせてまち針でとめる。
型紙と布がずれない様にするだけなので、細かくとめる必要はない。
07.“切りじつけ”をする。(①~⑧)
① しつけ糸を針に通し、糸が2本になる様にする。
 玉止めはしない。
② 紙の上から出来上がり線に針を刺していく。
 A. 型紙から刺す
 B. 布を刺す
 C. 0.3cm 程度すくうように縫う
 D. 型紙を刺す
 E. 糸をたるませつつ1.5cm 程度空けて再度型紙を刺す
A~E を繰り返す。 上側はたるませて、下側の糸はたるませない。
全ての線を写す必要はないので、細かく針を刺さな くても良い。

③ 角や合印は下側(布側)から見て+に見える ように針を刺す。
④ 上側のたるませた糸を切る。
⑤ まち針を抜く。
⑥糸を抜かない様に型紙だけを抜き取る。
⑦ 長い糸は3mm 程度に切る。
 糸を抜き取らない様に注意。
⑧ しつけ糸が抜けない様に、アイロンか指で糸を 寝かせる。

・カフスは 38 から。
・うさ耳カチューシャは 50 から。

[ シャツ襟チョーカー ]
08.襟と台襟 各1枚ずつに接着芯を貼る。
 アイロンをスライドさせず、上から押しあてる様にする。


09.リボン中心に解れ止め液を塗る。


10.リボンの上下の縫い代を折ってアイロンをかける。


11.表が内側になるように、リボンを横に折る。


12.両端を縫う。


13.縫ったところのしつけ糸を抜く。
 しつけ糸が取り辛い時は、糸抜きや毛抜き等で抜く。
 以降、縫ったら余分なしつけ糸はその都度抜いていく。


14.縫い代を2mm程度にカットする。


15.ひっくり返して、太い針の“糸を通す方” で角を優しく押し出す。
 布団等の太い針を使う。
 ない場合は竹串やつまようじの“尖っていない方” などでも代用出来る。
 あくまでも優しく内側から押して角を出す。
 強く押したり、尖ったもので押したりすると貫通し布が傷む可能性も。


16.開きを“はしごかがり”でとじる。
 ① 布の裏側から針を刺す。
 ② 反対側に針を刺し、布を4mm程すくう。
 ③ ②ですくった先から針を出す。
 ④ 反対側に針を刺す。
 ⑤ ①~④を繰り返す。
  針は布に対して垂直に刺すと、終盤で布の長さが違う等のトラブルが起き辛い。


17.アイロンをかける。


18.リボンを中心で折る。
 折り辛い場合は、つまようじや目打ちを使う。
 また、サテンリボン等で代用してもOK。


19.更に中央を左右に折る。。


20.縦中央を留める。


21.リボン中央を折ってアイロンをかける。


22.中央パーツをリボンに巻く。
 上側を少し長めにする。
 上側の端を中に折り込む。


23.表が内側になる様に、襟を合わせて縫う。


24.縫い代を2mm程度にカットする。


25.ひっくり返して、太い針の“糸を通す方” で角を優しく押し出す。


26.縁を縫う。


27.台襟×2の ☆ 側を折ってアイロンをかける。


28.台襟と襟を合わせて、縫い代中央に仮縫いする。
 台襟と襟、両方とも、接着芯を貼った方を上にする。
 台襟上部の I が襟を付ける際のガイド。


29.表が内側になる様に、28 の上にもう1枚の台襟を合わせて縫う。


30.縫い代を2mm程度にカットする。


31.ひっくり返して、太い針の“糸を通す方” で角を優しく押し出す。


32.開きを“はしごかがり”でとじる。


33.アイロンをかける。


34.台襟の縁を縫う。


35.台襟を外側に折ってアイロンをかける。


36.リボンを台襟に縫い付ける。
 付ける位置はスナップボタンと同じ。


37.スナップボタンを付ける。

[ カフス ]
38.カフス×2に接着芯を貼る。
 アイロンをスライドさせず、上から押しあてる様にする。


39.カフス×4の ☆ 側を折ってアイロンをかける。


40.接着芯を貼っていない方のカフス の表に面ファスナーをしつけ糸で仮縫いする。
 ☆側の縫い代は折ったままでもOK。
 出来上がり線より1~2mm程度内側に仮縫いする。
 もう1枚も同じように仮縫いする。


41. 40 で仮縫いした面ファスナーの周りを、まつり縫いで付ける。
 もう1枚も同じように縫う。


42.40 で縫った仕付け糸を抜く。

43.表が内側になる様に、接着芯を貼った襟と、貼ってない襟を合わせて縫う。
 以降もう1枚も同じように進める。


44.縫い代を2mm程度にカットする。


45.ひっくり返して、太い針の“糸を通す方” で角を優しく押し出す。


46.開きを“はしごかがり”でとじる。


47.アイロンをかける。


48.カフスの縁を一周縫う。


49.飾りボタンを付ける。

[ うさ耳カチューシャ ]
50.インサイドベルトを0.6cm×19.9cmにカットする。

51.針金の両端をラジオペンチ等で曲げる。
 19.5cm×1本
 反対側も同じように曲げる。


52.カチューシャ本体にインサイドベルトを貼る。
 出来上がり線内の片側に寄せて貼る。
 アイロンをスライドさせず、上から押しあてる様にする。
 無接着タイプは 58 で針金を入れる時に一緒に入れる。


53.カチューシャ本体の上下の縫い代を折ってアイロンをかける。


54.カチューシャ本体を横中心で折る。


55.カチューシャ本体の縁を縫う。
開いてる方を縫う。


56.カチューシャ本体の片方の端を三つ折りにして縫う。
 ①縫い代を0.5cmくらいの幅で折る
 ②出来上がり線で折る
 インサイドベルトが外側になる様に折る。


57.三つ折りの端を縫う。


58.針金を入れる。


59.カチューシャ本体の残りの端を 56、57 と同じ様に縫う。

60.耳×2に接着芯を貼る。
 アイロンをスライドさせず、上から押しあてる様にする。


61.耳×4の下部に解れ止め液を塗布する。


62.表が内側になる様に接着芯を貼った耳と、貼ってない耳を合わせて縫う。
 ☆ から先は縫わない。
 以降もう1枚も同じように進める。


63.裏表両方の縫い代を折ってアイロンをかける。
 ☆ から1cm程度上まで折る。


64.縫い代を2mm程度にカットする。
 ☆ から1cm程度上をカットする。


65.耳の先端を凹ませて菜箸や竹串の背などで表に返す。
 ループ返しやループターナーという、ひっくり返す。
 道具も売っているのでそちらもおすすめ。


66.アイロンをかける。


67.形状保持テープを9.5cm×2本にカットする。
 形状保持テープ/セットアップテープ/ウェーブテープ等の名称で類似品が販売されている。
 手縫いやミシンで縫製可であればOK。

68.耳に形状保持テープを入れる。
耳の先まで入れる。
形状保持テープは耳パーツより短い状態になる。


69.☆ の場所を縫う。
 形状保持テープも一緒に縫う。
 形状保持テープが耳の中央になる様に注意。


70.カチューシャ本体に耳を挟む。
 カチューシャ本体の縁を縫った方を耳の開き側にする。
 耳は接着芯を貼って ある 方を上にする。
 形状保持テープはカチューシャ本体の下にする。


71.耳とカチューシャ本体を固定する。
 接着芯を貼って ある 耳のみ固定する。


72.ひっくり返す。
 71 で縫った場所が裏になる様にする。


73.接着芯を貼って ある 耳を、カチューシャ本体に沿うように折る。
 接着芯を貼ってない耳は避ける。
 耳がカチューシャ本体より余る場合はカットする。


74.接着芯を貼って ない 耳を折る。


75.74 で折った箇所をまつり縫いでとめる。


76.カチューシャ本体の根本から耳を立てる。


77.直径6cm~6.5cmくらいの円筒等に、カチューシャを合わせて形を整える。
 参考:350,500ml缶 直径6.6cm







お疲れ様でした!

ドール服の型紙作製所 ドーリースケール